回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

偶然

2016年02月10日 15時43分38秒 | 日記

落し物が意外な形で見つかるというのは不思議な感覚だ。ちょうど一週間前、近くのヨーカドー食品館で買い物をしていたらオーバーコートのボタンが一つ無くなっていたのに気が付いた。前日には異変に気付かなかったのできっと家から出た後に落ちたのだろうと帰る道すがら(いかにも挙動不審だが)目を凝らして探し、帰宅してからクローゼットも探してみたが見つからず、やむなく翌日、同じ大きさの、しかし色が微妙に違うボタンを駅ターミナルの百貨店で購入した。よほど注意しなければその違いは判らないし、そもそも他人のコートのボタンにそれほど注意を払う人もいるまいと思い、失くしたボタンのことは諦めていた。

ところが昨日、旅行に出るためにキャリーバッグを持ってマンションの玄関を出たところほんの数メートルの路上に落としたボタンが。何度も探したのにその時は見つからず、ましてや人通りのあるこんな場所にこのボタンがずっとあったとは俄かには信じられない。こんな些細な話だが、偶然というのは、不思議な感じだ。もちろん、7日後に戻ってきたこのボタン、かつてあったところに付け直すことにした。短期間の不在を埋めた新しいボタンは箪笥の片隅でいつか必要となるまで待つことになる。

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