ちょうど一年ぶりに洞爺湖へ。同じホテルに逗留したのだが、韓国やタイ、中国からの観光客で溢れかえっていた昨年とは大きく異なり、閑散。地震そのものの痕跡は見当たらなかったものの、耐震工事のため一部が閉鎖になっていたことも雰囲気の変化に影響していたのかも知れない。政府による一時的な支援策も終了し、今年の北海道観光業界を取り巻く環境は厳しいものがある。ただ、今回は天候に恵まれ(昨年は土砂降りの雨に見舞われた)部屋からの洞爺湖や羊蹄山の眺望は素晴らしかった。左手の山(標高625メートル)の山頂にその威容を誇る、2008年G8サミットの会場となったウインザーホテルが、残雪の斜面の上で朝日に輝いていた。かつて北海道拓殖銀行の破たんの一因にもなった、バブル時代を象徴する客船のような建物も今は文字通り兵どもが夢の跡、の風情を漂わせている。そんなこととは無関係に遅い北海道の春を告げるクロッカスの花が顔をのぞかせていた。
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