回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

友人

2022年02月01日 17時45分23秒 | 日記

昔ひとから、友人の中に医者と弁護士がいると何かと心強いものだ、と言われたことがあった。医者は家族の中にいる。一方の弁護士。大学の教養課程の時に便宜的に作られた50人ほどのクラスのうち、弁護士になったのは3人。それに裁判官と検事が一人づついるから、クラスの中の1割が法曹界に進んだことになる。1970年代、司法試験に合格することは大変厳しかった。だから彼らの努力にはいつも敬意を払っている。

そのうちの弁護士になった一人とは、官僚になった一人と研究者になった一人と自分の4人で(コロナ禍が始まるまでは)定期的に酒を飲む間柄で特に親しい。普段は仕事の話はしないが、親がやっていた事業の関係で世話になったことがあり、それを相続した後は今度は自分が世話になっているので、純粋な飲み仲間、というわけでもない。

ちょっとした相談事があって先週彼の事務所を訪ねた。裁判所のすぐ近くにあって、同じビルにはほかにも弁護士事務所がいくつかある。コロナのせいで、今は対面ではなく原則オンラインでの相談になっているが、久しぶりということもあって時間を指定して会ってくれた。一応用件の話が終わったので、最後に、自分の遺言書を頼みたいと切り出した。彼の事務所では相続案件を多数取り扱っているから、遺言書などはお手のものだ。彼は少し驚いた様子だったが、お互いそろそろ考えた方が良いかもしれないね、と言って快諾してくれた。

残される家族のことを考えると、遺言書があれば何事もスムーズに進むだろう。1月は何かと気忙しく、また、3月に入るといろんなことが起きそうだ。その意味では2月に準備を始めるのは悪くない。それに、彼に頼んでおけば万事滞りなく処理してくれると思う。持つべきものは弁護士の友人、と言える。

昨日のアダモと同じころに買ったルービンシュタインのLPレコード。「王者ルービンシュタインの極めつけのショパン」というフレーズに時代を感じる。久しぶりに聴いてみよう。

コメント (2)
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