今日のNHK BSで「古代ローマ・ポンペイ遺跡が日本にやってきた」を。東京国立博物館で開催中の「特別展ポンペイ」を紹介するもの。
27年前にイタリアを旅行した際、ポンペイを訪れたことがあったので懐かしく見た。まだ寒い時期で観光シーズンではなく、ほかには観光客の姿はほとんど見えなかった。冷たい風の吹く中、廃墟そのもののポンペイの通りを彷徨った。もうポンペイをこの目で見ることはないだろう。かといって、特別展を見に行くという気にはどうも・・・
本棚を探ってみたらその時に買ったポンペイのガイドブックが出てきた。この本、15,000リラ。今見ると何とも素朴な感じがする。本の中に入っていた入場券をみると入場料が12,000リラ。当時リラの価値がどのくらいだったか思い出せないが、その時に買った複製画のようなものが、20,000リラあるいは13ドルとなっていたから、1,500リラが1ドルくらいだったと思われる。
入場券。10,000リラと印刷されているのに、インフレのせいか、12,000リラに値上げされていて、スタンプで修正されている。いい加減というか融通無碍だ。多分この入場券は他の遺跡や美術館などと共通のもののようだった。
ガイドブック。著作権のところに1991年版とある。
裏表紙
ポンペイ、ヴェッテイ家(Casa del Vettii)の壁画の複製版?。