ロシアのクリミア侵攻の脅しの前に、オバマの胆力が試されている。クリミアの分離・独立を認めるのか、それとも内戦への拡大をも容認するのか、どちらをとってもオバマにとってはロシアと事を構えるというこれまでにない状況。オバマの胆力には、尖閣やフィリピン領を軍事制圧しようとしている中国も最大の関心を寄せている。もし、ロシア軍のクリミア制圧を容認するなら、中国から見れば米軍はまさに張子の虎という事になる。つまるところやったもの勝ちの前例を作ることにほかならない。
こんなオバマに愛想を尽かすのか、安倍首相の対応に注目。もし、万一、米国を見限るのであれば、日本の領土保全策の見直しは必定となるだろう。しかし、今、アジアで真に米国に肩入れできるのは日本だけだ。中国、韓国を念頭に置いた戦略的思考が求められている。
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