“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

就活中のKクンの場合・・・

2009年06月22日 19時58分16秒 | Weblog
午前中の占い教室の授業を終え、生徒と雑談をしているところに、
電話がかかって来ました。
現在“就活”中のKクンからの電話でした。
「いま渋谷にいるんでけど、これからうかがってもいいですか?」とのこと。
就活中といってもKクンは現役の大学生ではなく、既卒組。
慶應の経済学部を出て、いったん就職したものの退職し、
アルバイトをしながら、公認会計士を目指していました。

ところが、なかなか思いが達せられず、
生活のためには正式に就職せざるをえなくなって、
2ヶ月前に進路のことで僕のところに相談に来たのです。

頭も育ちも見た目も悪くないKクンですが、
なんとなく人が良いええしのボンボンという感じで、
反面、押しの強さに欠けるいわゆる典型的な跡取りタイプ。

しかし、跡取りとはいえ、実家の家業は、
近年の不況の中で廃業の憂き目に遭ってしまったということで、
彼には継ぐべき家業がないのです。

そんなこんなでどうもテンションが上がらないKクンに
少し刺激とハッパをかけてやろうと、
2ヶ月前に来訪した折には、初対面だったにもかかわらず、
その晩H先生たちと行なった飲み会に、彼を誘って連れていったのです。
(ホント、僕も物好きなやっちゃ!)

あれから2ヶ月、彼は彼なりに必死で就活をしていたということです。
そして、今日は午前中、あるサービス業の会社の最終面接があったということで、
僕にいまの心境を聞いてほしいのと、
今後の進路についての相談したいということでした。

まぁ就職のほうも最終面接まで来たのですから、
いまの心境や今後の進路の相談もなにもないもんだと思いますが、
とりあえず彼の現在の心境はとても複雑であり、不安なのだということです。

なぜなら今回の就職活動の結果は、生活のためとはいえ、
会計士という彼の本来希望する進路ではなかったわけで、
もしこれで正式に採用が決まってしまったら、
彼としては、これは天が彼に会計士の道をあきらめろと断じているのではないかと、
とにかく不安なのです。

でも、僕は言いました。
人間はまず生きること、生活していくことが優先だが、
その中でも夢や希望を失ってはいけないと。
いま目の前にある仕事は将来の夢を実現するためのプロセスにあると考えろと。
たとえ、いまから就こうする仕事が自分の本意ではないとしても、
生活のためには一生懸命こなしていくべきだし、
それは決して君にとってムダにはならないと。
いや、ムダにしていけないのだ。
ムダにしないように、この与えられた時間の中にあっても、
自分の夢を実現するための勉強や努力はこれからも続けていくべきだと。

彼は来年から2年間、寅卯の天中殺に入ります。
けだしこの間の過ごし方が、
天中殺明けに彼を大きく飛躍させるかどうかを決める鍵になると思います。
若者よ、あきらめることなかれ!

明日にでも、彼は今日の最終面接の結果を知らせてくると思います。
もし《採用》だったなら、明日は一緒に祝杯でもあげようかな。
(やっぱり、物好き?)


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