佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



総務省が全国の自治体に平成 28 年度までに策定するよう要請した公共施設等総合管理計画については、市民の皆様にも知って頂く

必要がありますので、本日ののぞみ代表質問では以下の通り質問いたしました。

公共施設について

①公共施設等総合管理計画について

資産管理経営室で策定作業を進めている公共施設等総合管理計画は、総務省が全国の自治体に平成 28 年度までに策定するよう

要請したものですが佐倉市の公共施設は、建築後 30 年以上経過したものが全体の約45%、40年以上経過したものが全体の

約 14%(佐倉図書館)を占めています。建物の耐用年数は、構造にもよりますが一般的に50年で、その対策は急務と言えます。

計画策定は、まず「施設に係る基本的なデータベースの整備と客観的 な分析・評価」を行い、これを踏まえて「公共施設等総合管理計画」

では、「個別施設の再配置を見すえた、全体及び施設類型ごとの方針」を規定し、総合管理計画の下に、「中長期保全計画」

というものを策定することとしておりますが、この計画から検討する内容については市民にも広く知って頂く必要があると思います。

その内容について伺います。

 

 

昨年11月に大規模耐震化工事を終えた市庁舎はおおよそ耐用年数が20年と言われています.この総合管理計画と独自に作成する

施設白書を踏まえ、公共施設のありかたの議論を今までと違う視点から深めることが必要と考えます。

 

質問②

 計画策定をふまえ、佐倉図書館をはじめとする今後の施設整備において、民間資金を入れることも視野に入れているか伺います。

 

補助金に頼らない新しい公民連携の先進例としてあげられるのは、人口3万3800人の岩手県紫波町(しわちょう)の「

オガールプロジェクト」では、駅前の町有地10.7ヘクタールを中心に、ホテルやバレーボール専用体育館、図書館、カフェ、

産直マルシェなどが入居する施設を相次いでオープン。年間80万人が訪れるようになっています。

佐倉図書館のおおよその規模については方向性が定まりつつあると伺っていますので、先進自治体も研究し、

佐倉市ならではの公共施設のあり方を打ち出して下さい。

公共施設の一括管理について伺います。

公共施設の一括管理についてこの計画を踏まえて検討は進めて頂きたいと思います。管理業務については、

単年度で分けて発注という原則があり、複数の公共施設を一括委託し、従事するのは市内業者とし、

市内業者を育てるという方法でやることはできないか伺います。

 

指定管理で考えますと、掛川市の城を中心とした指定管理、大阪城および周辺公園の指定管理では、

行政が民間に指定管理料を払うのではなく、指定管理料ゼロ、逆に収益の一部を行政に納付するものとなっていますので

管理についても様々な方法があります。

 

図書館整備について

 

図書館に求められている機能は、これまでの図書館数や書籍の蔵書・貸出数等の基本的な事項の他に、

社会構造の変化を背景に、建物の大きさや蔵書数だけでは測れなくなってきていると考えるが、

これからの図書館のあり方については、どう考えるか伺います。

 

佐倉市の既存の図書館でどのような課題解決をしてきたか。佐倉市の図書館によって地域活性化を達成出来た例はあるか伺う。

 

図書館による活性化の事例では徳島駅前について先の議会で申し上げましたが、撤退が決まっていたデパートに隣接するホテルの中に

市立図書館を移設したところ、図書館の貸し出し数が1.5倍、貸し出し人数が2倍、新規利用者が4倍になり、駅前図書館として

市民の満足度が上がり、その結果、デパートの撤退も中止となり、まちの活性化を図ることができました。課題解決型図書館として

視察した、塩尻市図書館、岐阜市図書館は、図書館法に基づき、更には、それぞれの自治体の課題を解決する目的で図書館が位置づけられています。


公共施設で地域活性化を達成するためには、その地域の交流人口が増加し、経済的に潤わなければいけません。

規模の大小はあるかもしれませんが、志津市民プラザのような複合施設を新町地区に建てるだけで活性化は達成できないと考えます。

 

⑥近隣自治体の図書館との広域連携をどのようにすすめていくか?また、健康子ども部所管の志津コミュニティーセンター内

図書室の位置づけを今後どのようにしていくか伺います。

 

児童センターの図書としか位置付けられていないので、司書の方も働きにくさを感じていますし、

その中に児童書以外の図書があるのはかなり無理があります。図書の貸し出しについては、

図書館の貸し出しシステムが利用できるようになっていますが、佐倉市内で指定管理のもとに設置されている唯一の図書室です。

「図書、記録その他必要な資料の収集整理及び保存を行い、公衆の利用に供し、その教養、調査研究、

レクリエーション等に資するため図書館を設置する。」ことは、図書館法にも佐倉市立図書館の設置及び管理に

関する条例にも位置付けられていますが、志津コミュニティーセンター内図書室は、この位置づけにはあたりませんので、

利用者の視点から検討して頂く事を要望いたします。 

公共施設の再配置、管理、利活用については市民の皆様からのご意見をお待ちしています。

橋岡迄お寄せくださいませ。

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会派のぞみ 橋岡協美
佐倉市ユーカリが丘4-1-E3101
090-7816-7745
FAX 043-488-3553
HP http://www.catv296.ne.jp/~hashioka-kyomi/
ブログ http://blog.goo.ne.jp/hashioka-kyomi
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