本日の総務常任委員会では、補正予算の他、防犯カメラの設置及び運用の適正化に関する条例、
休日夜間急病診療所運営に係る業務委託の実施に伴い、同診療所における看護師、歯科衛生士、及び事務員に係る報酬の規定の他について
審議されました。
防犯カメラの設置及び運用の適正化に関する条例は、防犯カメラが犯罪の防止に効果を発揮する一方で、
防犯カメラの取り扱いによっては、市民等の人格的利益が侵害される恐れがあることを鑑み、
防犯カメラの適正な設置及び運用に関する基準を定めるものです。
sakurashigikai.gijiroku.com/voices/GikaiDoc/attach/Gk/Gk1639_g17.pdf
防犯カメラの設置については、10年以上前から先輩議員が取り組み、
私もH24年2月議会で以下のように地域の現状を述べ、その後もあらゆる角度から設置と条例の制定を要望しました。
議事録から
「犯罪、ひったくりが減ったということは自主防犯団体のパトロールによる努力が大きいという話がありましたけれども、
さきの定例会で私が青少年の補導の件数が大変上がったという話をいたしました。これは、急に青少年の犯罪がふえたというわけではなく、
警察による声かけが大変重点的に行われたからです。それによって、ひったくりも減っていったわけなのです。
そこから考えまして、まず例えばユーカリが丘地区の大体人口が2万2,000から2万3,000人で、
この中のユーカリが丘地区に9つの自主防犯団体がございます。この年間の活動回数合計は年間1,200回、
活動人数は約1万3,000人に上ります。この方たちに人の目でさらにパトロールせよとは、私はとても申し上げられません。
パトロールを重ねた方々の声を代弁して私は申し上げております。ボランティアの中には、
登下校時のスクールガードと地区パトロールで1日12、3キロ歩いていらっしゃる方もいます。
犯罪抑止と子供たちの見守りのために日々活動をしている皆さんの声を代弁し、
防犯カメラの設置の必要性を申し上げております。佐倉市境に近い八千代市で発砲事件、
コンビニ強盗が発生したときもユーカリが丘地区の小中学校は保護者の引き渡しによる下校が実施されましたが、
犯罪は広域的に抑止していかなければなくならないのです。映像で犯罪抑止と犯罪者の逮捕に結びつくケースが多くありますので、
県、国からいかにして予算をとってくるかが行政の腕の見せどころですので、ぜひ防犯カメラの設置をよろしくお願いいたします。」
H27年2月議会橋岡一般質問にて、条例制定を要望
「ひったくり犯罪が減ったということは、もう本当に喜ばしいことだと思います。私もひったくりに遭った現場を知っておりますが、
ユーカリが丘駅からほど近いところで女の子がオートバイに引きずられて大けがをしていました。そういった現状を踏まえて、
防犯カメラの設置によってひったくり犯罪が減ったということで、効果があったということで安心しました。
ここから先町会、自治会に助成をして防犯カメラの運用についてどのようにしていくか、先ほど条例化するということがございましたので、
そのあたりをしっかりと庁内で検討しながら進めていただきたいと思います。
私の地域活動のスタートは、原点は防犯活動にあります。私が小学校のPTAをやっているときに池田小学校の事件が起き、
小学校区だけをパトロールしていては間に合わないということで、地域の防犯パトロールに参加しました。
パトロールをしてもパトロールをしても子供たちを守れない、それではということで、防犯カメラの設置と青色回転灯のパトカーを
ふやすべきだということで活動してまいりました。多方面で連携しながら、この条例化をきちんと進めていただきたいと思います。
→H27年2月議会で「防犯カメラの適正な設置及び運用に関する条例の制定につきまして準備を進めている」と執行部答弁。
H28年2月議会で「防犯カメラの設置及び運用に関する条例の制定を求める意見書」が全会一致で議決
H28年8月議会で「佐倉市防犯カメラの設置及び運用の適正化に関する条例の制定について」議案上程
自治会、町内会で設置したいとの声を頂きながら、時間がかかりましたが、今議会で条例が制定される方向に進んでいます。