「毎日が3-11です。」東日本大震災で家族を亡くされた方の言葉です。
被災し亡くなられた方々に改めて哀悼の意を表し、被災者の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
本日は、ライオンズ国際協会第4回全国アラートフォーラムin千葉が木更津で開催されました。
千葉県萬谷危機管理課長の講演では、阪神淡路大震災の統計によると94パーセントが地震発生後の14分以内に亡くなっていること、
自力で倒壊住宅から脱出した方は、66パーセント、近所の方に助けてもらった方を合わせると、
自助、共助により助かった方は97.5パーセントという数字を踏まえ、自助、共助の重要性と日頃からの備蓄と
顔の見える関係の大切さを強調されていました。
2時46分に災害で亡くなられた全ての方々に黙祷を捧げ、ライオンズだから出来る緊急支援活動についてディスカッションをしました。
支援物資は、箱を開けずに仕分け不要な同じものを大量に送るのが、ポイント。発災直後でなければ、
出来るだけ現地で調達する。
ノロで炊き出しが禁止になる時もあるので、情報収集が大事。
水害の支援はタオル、雑巾が支援物資。
災害時の女子力を活用する。等々、阪神淡路大震災以来、現地で支援をしてきた経験を踏まえての経験談が披露されました。
日本のライオンズクラブは、世界の災害に対して援助するばかりでなく、3ー11東北大震災の時はライオンズ財団から23億円の寄付を受けています。
今回のアラートフォーラムを通じて全国のライオンズクラブの皆さまと顔の見える関係ができるといいと思います。
さて、自治会・町内会で行われている防災訓練は、東日本大震災直後に比較して減少傾向にある
ところも多く見受けられます。中央防災会議が「南海トラフ巨大地震対策」の最終報告では、
「1週間分以上の備蓄が必要」と発表されましたが、個々の家々ではこの備蓄が十分とは言えないのが現状です。
被災地の方々が口々に、この大震災が忘れられることが一番つらいとおっしゃいます。
大震災はじめ台風・大雪災害を忘れることなく、防災意識の向上で自助力をアップすることが重要です。
1人1日3リットルと考えて、1週間で21リットル、2リットルのペットボトルが10本要るわけです。
4人家族ですと、84リットル2リットルのペットボトルが40本です。
そうしますと、6本入りのペットボトルのケースを7ケースぐらい備蓄しておかないと備蓄したことにはならないのです。
水とあわせて食料も、今は乾パンであるとか、乾き物だけではなく、
ローリングストック備蓄をしている方もいらっしゃいます。
今日という日に改めて、災害発生時に大きなウエイトを占める自助力アップです。
備蓄は1週間分。避難所は家が全壊した方が避難する場所です。
避難所の収容所の人数は7人に1人分です。
自宅避難、籠城出来る備えを!