先日のロータリーディ
「世界の水と印旛沼」についての
吉村和就先生の講演は、世界の水事情、印旛沼のこれからについて大変分かりやすく解説頂きました。
印旛沼の浄化については、近隣自治体は、もちろんのこと、千葉県、国の力が必要です。
今まさに千葉県知事の選挙戦真っ只中ですから、印旛沼についてどのように取り組むか?
の公約、政策をみるのも一つの判断材料となるのではないでしょうか?
講演要旨は、以下の通り
地球は、太陽から1億5千万キロ美しい水の惑星
水14億立方生活に使えるのは、0.8パーセント
すぐ使える0.01パーセントの水を74億人が使っている
25億人がトイレ無しの家に居住
8億人が安全な水を飲めてない
180万人下痢死 子どもの死亡原因2位
何百万人の女性と子どもが一日中水くみに時間を費やしている
1700トン1年1人使用する水の量
水の国家間争い
ドナウ川 ライン川水質汚染により最終流入地オランダは、水処理が進化
メコン川中国は、40のダム
メコン川委員会に中国は、入ってない
ライバルの語源はリバー、川、水は、争いの元
地球温暖化で空気中の水蒸気が増加し、
海面温度上昇
アメリカ干ばつ深刻
オガララ帯水層に日本の1.5倍の水
オートラリア下水処理ピジネス
家庭に雨水タンク義務付け
水の無駄使いは、罰金個人200ドル 企業550ドル
日本の水資源 6400億トン降水量
農業66生活19工業15パーセント
日本の水は、1泊2日で海に流れ込む
水の小循環
水資源3割は、梅雨台風積雪
4度温暖化で降水量10パーセント増加
1度気温上昇で水蒸気の量が6パーセント増加
水災害増加
気候変動と水資源
水不足
汚濁
地下水問題
水の災害
目に見えない水を考えることも大事
輸入する食料に使う水は?
自給率40パーセントを50パーセントするには、あと140億トン年必要
富士山保有水20億トン
食料とともに640億トンの水(仮想水輸入)世界の水に支えられている
ハンバーガー1つに2400リットル使用する
鶏肉1キロに4500L使用している
牛肉1キロ 20600L
食べ残しをしないことが水資源を守る
縄文時代、千葉県は島だった
印旛沼 水深平均1.7 最深2.5メートル
印旛沼の水22日で入れ替わる(千葉県)4億1950トン
140万人に水供給
利根川に1億7460万トン放流
経済効果としては、
工業用水 4兆円
京葉13兆の3分の一にもなる
汚染を考えると
印旛沼面源汚染76パーセント
生活系から18パーセント
オゾンと生物活性炭を柏井浄水場で使用し3倍のコスト増加
大和田排水機場排水能力毎秒120トン=3秒で学校のプールが空になる
建設費182億円1962年
今建設すると300億 円
地下水汲み上げ減らす理由
地下水は観測井戸で水位を下げないように
帯水層 印旛沼 の井戸を使っている
浮遊物がない
テストマンガンが増えている
利根川近辺井戸
節水をする
1メートルヘドロ費用負担だれが負担するか。
水が流れていないから、印旛沼がきれいにならない.
吉村先生、貴重な講演をありがとうございました。
佐倉市の飲料水は、60パーセントが地下水、残りは利根川からです。
しかしながら、印旛沼の浄化こそ「歴史、自然、文化のまち佐倉」実現のスタート地点ではないでしょうか。
明日から予算特別委員会です。