佐倉市では、「佐倉市公共施設等総合管理計画」等に基づき、公共施設のライフサイクルコストの軽減等に資する事業手法の検討を進め
民間事業者のノウハウを活かした実効性の高い事業とするため、公募型プロポーザル方式により提案を27日まで
募集しています。
公共施設の管理業務については単年度で分けて発注という原則があり、複数の公共施設を一括委託し、
従事するのは市内業者とし、市内業者を育てるという方法でやることはできないか平成28年8月議会質問しました。
市内業者の従事につきましては、他の自治体の導入事例等を参考に検討を進めると答弁を得ていますので、
市内業者の発展につながる事業とするために、先進市の廿日市市を視察しました。
また、町会、自治会管理街灯が市に移管され、LED化されることになりますが、管理はどのようになるか29年2月議会で質問しました。
市民からは、今まで地元の電気屋さんに街灯の場所を連絡すればすぐに交換してもらえたが、今後は地元の電気屋さんとかかわれなくなるのかと、
不安の声をいただきました。包括管理のように市が全体を管理、地元業者が日々の維持管理をし市内業者の発展につながる事業とするためでもあります。
廿日市市では、廿日市市公共施設マネジメント基本方針に基づき、保有する公共施設の効率的・効果的な
管理運営を推進しています。
包括管理で地元業者が業務をすることにより、専門的なノウハウを学ぶことができれば、
また新たな仕事につながる可能性も生まれます。
廿日市は、佐倉市の5倍の面積。積雪のある山間部から厳島神社のある島まである特異な地域事情もある中、
公共施設を資産ととらえ、機能を残し、ハコを縮減するのは、至難の技ですが、庁内外の抵抗勢力に納得理解
していただく職員の熱意をひしひしと感じました。
佐倉市方式の公共施設の包括管理業務委託ができるよう後押ししていきたいと思います。
佐倉市に1億2千万円の多額のご寄付を頂いた 故山本昌司さんが被曝した広島に昨夕、到着し、
ご冥福を祈るために原爆資料館と原爆ドームへ。
今日は、廿日市役所でレクチャーを受けた後、公共施設の縮減につながった小中一貫校 宮島学園のある宮島へ。
宮島にある廿日市所有の水族館を大規模改修工事をする年は、市全体で91億円かかるとのことですから、
将来を見据えた公共施設の総合管理計画の重要性が、佐倉市同様に重要となっています。