市民が、主催事業としてチャリティーコンサートやリサイタル、講演会を開催するにあたり、
市民音楽ホールを予約するには、9か月前の月の1日の抽選会に参加する必要がありますが、
音楽教室や幼稚園、ダンスの発表会もある中、なかなか当たらないのが現状です。
そこで、西志津のふれあいセンターのホールやミレニアムセンターのホールを使用する事を
考えますが、約100席しかないため、出演者・講演者に薄謝をお渡しし、ホール代、印刷代他経費を
払うと赤字になってしまい、社会福祉協議会や被災地などへチャリティーするのが困難になってしまいます。
本日しづの里でご一緒した、そば打ちのTさんご指摘の通り、300席くらいの小ホールがあると採算的にも
チケットを販売する上でも、使いやすいという事になります。
では、300席用意できる志津コミュニティーセンター大ホールや志津市民プラザ4階はどうでしょうか。
人数的には入りますが、音響的にはチケットを販売して開催するには、中々厳しいところがあります。
チャリティーコンサートの主催者は、日頃から地域活動をされているボランティアさんで、高齢化も進んできましたから
椅子並べ、椅子撤収が体力的にしんどくなっています。
公共施設の機能を残し建物を更新していくにあたり、この辺りも加味した計画にする必要があります。
なお、東日本大震災の際、比較的新しい劇場の吊り天井が脱落する被害が多く発生したことから、
H26年4月1日付けで建築基準法が施行令が改定されたのをうけ、吊り天井を改修工事の事業をしています。
特定天井と言われる高さ6m、面積200平方メートル、質量2キロ/平方メートル超の吊り天井で日常利用する場所に設置されているものは
基準を満たすか、落下防止の措置を講じなければいけなくなりました。
佐倉市民音楽ホールは、高さ10m超、面積578平方メートル、質量14.5キロ/平方メートルですから該当します。
音楽ホールの音響は良いと市民から評価されている中、天井を張り替える工事では無く、落下防止措置の工事です。
設計委託料、改修工事費、工事管理委託料を含んで、3年間の総工事費201,206千円。
この工事のため市民音楽ホールは、平成30年1月22日(月)~平成30年9月22日(土)の間休館となりますので
次回の抽選会は、対象月平成30年9月分が12月1日に行われます。
抽せんの競争率は増々高くなるので、音楽ホールの予約は各団体にとって悩ましい限りです。
※写真は昨年11月7日平和記念コンサート