3年前佐倉市で日本早期認知症学会を主催した湯浅龍彦先生が紹介したドイツの北西部の都市、
ベーテルは人口の40パーセントの8000人が障害者と聞いて驚いたことを覚えています。
全国からベーテルに寄せられる寄附金は年間35億円。
障害があっても働き自立しています。
その日本早期認知症学会の時に教えて頂いた、サービス付き高齢者賃貸住宅プチモンドさくらは、
現代の長屋であり、仲間と働きながら、お互いに助け合うことで役割と生きがいが生まれる、
全く新しいコミュニティー住宅で自立を目指しているという点では、ベーテルに繋がるものがあります。
今日は、千葉神経難病医療センター長湯浅龍彦先生から「食とこころ、そしてロボットへ」食の大切さについて
勉強させていただきました。
それぞれの病気、年齢が違っても、共通で重要なの事は「食事」であり、食事を用意する料理は
脳を鍛える最良の方法だそうです。
日本早期認知症学会でも発表がありましたが、発酵食品を食することで腸内細菌が活性化し、
脳の活性化につながるそうですから、食事は大切ですね。
嗅覚の低下・・においが分からないと食品の腐敗が気が付かず食中毒になったり、ガス漏れに気が付かなかったり
煙の感知が出来なかったりするばかりでなく、5年後に軽度の認知症になる確率が50パーセントだそうですから
臭いがあまり分からなくなった場合は、原因は様々ですが、放置せず医師の診断を受けることがおススメです。
先日視察した市川大野特別支援高等学園が生徒さんが、3年間で様々な職業の知識と技術、社会常識を身に付け
卒業後は自立を目指し就職していることを知り、働く喜びや食の大切さを家庭や小中学校で教育する
重要性を感じたと同時に、障がいがあっても無くても、子どもから高齢者まで自立できる喜びが生きている達成感に繋がっています。
少子高齢化が進み、国も地方も歳入が減少する中、すべてを行政で賄えないのは目に見えていますから、
地域で、コミュニティーで自立できる環境を作っていく知恵の結集が今、必要になっています。
障がいを持っていても働ける環境。働く事で生きがいを持てる町。奇跡のまちベーテル。
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