地域包括ケアシステム講演会高齢社会における「地域づくり」
~地域包括ケアシステムの構築に向けて~ を開催されました。
佐倉市では、誰もが住み慣れた地域で自分らしくいつまでも暮らし続けることができるよう、
地域包括ケアシステムの構築を進めています。
平成28年8月議会で以下のように述べ、地域まるごとケアしていく方向性の中で、
地域包括ケアシステムの構築を要望した内容がほぼ盛り込まれ、執行部が着実にすすめています。
(子育ても高齢者も障害者も市民すべて共生です)
また、「最期まで自分らしく生き生きと住める佐倉市」を公約に掲げていますが、
生き方や療養に関する希望を考え、記しておく佐倉市発行「わたしらしく生きるを支える手帳」が
資料として配布されました。
担当者が苦労して施策を進めてくれていることに感謝です。
あとは、支え合い、助け合いについて、市民への啓発ですね。
11番(橋岡協美)
第5次地域福祉活動計画、社協で作成したものですが、支え合い、災害時要援護者名簿の作成、
生活困窮者支援を3本柱に位置づけています。市民協働の視点で福祉を考えた場合、地域福祉計画と
地域福祉活動計画がうまく連動することで子供から高齢者、障害者も地域でも行政からも支えることができると
思いますし、その延長上に地域まるごと支える地域包括ケアシステムにつながるのだと考えます。
地域包括ケアシステムという名前から大方の市民の方がイメージするのは、介護が必要になったときに
地域包括ケアシステムに登録するのかと勘違いしている方もいらっしゃいます。防災も支え合いであり、
自助、共助、公助の考えが市民に浸透しつつあります。
地域包括ケアシステムも地震などの発災時にどうするかと同じで、例えば医療が食料であり、介護が水かもしれません。
自宅が危険でも自宅で過ごす人もいますし、避難所に避難する人もいます。避難所は地域であり、施設であり、
地域包括支援センターです。自主防災組織または社協が地域支え合いの場ではないでしょうか。自宅で過ごしたいので、
水、食料、テント、トイレの備蓄をしておこうとか、自治体や自治会の要支援者リストに載せてもらおうとか、
自宅に籠城しても大丈夫なように何でも相談できるかかりつけ医を決めておこうなど、事前に考えておくのがケア会議でしょうか。
避難所の事情も運営も各所全く違いますから、地域包括ケアシステムも同じです。
避難所運営する人が学校長や行政、消防、自衛隊と連携して話し合いを持って運営していくのが多職種連携ではないでしょうか。
福祉の充実を図る上でも市民協働の視点は重要です。国が提唱する2025年、平成37年を目途に、要介護状態になっても住みなれた
地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、医療、介護、予防、住まい、生活支援が包括的かつ継続的に
切れ目なく提供される体制の整備を進めるために、まずは市民が主体性を持って要介護状態になったときにどうするかを今から
考えておくこと、自助からスタートです。要介護状態になったときにどうしたいですか、家族が要介護状態になったときどうしますか、
これに対する市民の答えは千差万別です。
答えがみんな違っていいのです。