少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

25ドブ対85mm屈折

2005-12-03 23:31:43 | 天体観測
M38を25cmのドブソニアン(左)と85mmの屈折(右)でスケッチ。バックの星雲はそんな感じくらいに見て欲しい。やはり見える星の数は大分違う。85mmでのスケッチは、これくらいでも大分そらし目を使ってやっと書いたもの。それに比べてドブソニアンは、そんなに無理しなくても十分見えた。口径の差はやはり大きい。

しかし、ドブソニアンは最初の頃は温度がなじんでないせいで、星像もピシッと来ない。これに対して屈折は最初からピシッと点に見えるところはさすがという感じ。一旦安定したものの、途中でそこについているファンの電池がなくなり、それからは何となくまた安定しなくなったような気がした。ファンってバカにできないと思った。

プリントイクスチェンジ

2005-12-03 19:38:40 | 写真
以前書いたプリントイクスチェンジに結局参加することにした。他の方々は、なんだかその道のプロのような人ばかりで、ちょっとビビッテいるが、主催しているkaripeeさんも気楽にといってくださるので。

最近キャビネくらいの大きさばかりプリントしていてあまり6切りというのを使っていなかった。まずはヨドバシでフジのレンブラントを買ってきた。これから条件だしではちとお粗末だが、まあどちらにしても最大黒最短時間くらいを求めてそれを基準にプリントするくらいしか出来ないので、よしとしよう。

ネガも、以前決めた条件が、今ひとつギリギリまでつめきれていないことが分かってきたので、もう少し攻めてみたい。でも、写真って最後は化学実験ではなくアートというか気分だと思うので、いい写真が取れなかったら以前のネガを使うつもり。頭の中にあるのはBMWの単車と運動会のリレー、どっちにしようかな。


バーチャルとリアリティの差

2005-12-03 19:26:45 | 哲学
英語には不定冠詞と定冠詞というのがある。平たく言えばaとtheだ。日本語には、こういう類がないので、作文をするときには苦労する。僕はaというのはバーチャルでtheというのはリアルだと思っていた。

つまり、an apple といえば、一個のりんごというものの概念を指しているに過ぎず(つまりバーチャル)、the apple といったとき初めて、そのりんごという食べられるリアルなりんごを指すことになるという具合。

この話はそんなに違ってはいないと思うのだが、今日ふとあることに気がついた。theというのは必ずしもリアルとは限らないのだ。つまり、例えば2人の人が話をして、お互いにその中で話している概念がはっきりしていれば、それが実在しなくてもthe apple となることもあるということだ。

このなんでもないようなお話だが、僕はちょっとこだわってみたいと思った。つまり、この the の使い方から出発してリアリティとは何かということを考えてみた。

2人の人だけが理解できる概念に the をつけることが出来たというとは、そのお話の中の概念は、既にバーチャルではなくてリアルになったのではないか。その概念をもっと拡張すると、リアリティというのは多くの人の心の中に同じように思い起こされる概念を指すという事になるのである。

そういえば科学の理論だってなんだって、多くの人が認めるとそれは”事実”となる。リアリティというのは実は信じることから始まるのだ。

リアルとバーチャルの違いなんて実はそのくらいの差しかない。いや、両者は全く同じなんだと思う。