少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

小さな違いを見つける

2006-06-11 21:24:22 | 哲学
仕事でも趣味でも何でも、どういうときに喜びを感じるだろうか。もちろん、大きな成果を出したとき、傑作を生み出したときに喜びを噛み締めるに違いない。でも、仕事の成果というのは、ある日突然やってくるというよりも、いろんな要素が絡み合ってジワジワと成果が上がってくることが多いのではないだろうか。いつ、その喜びがやってきたかを正確に決めようとすると案外難しいのではないだろうか。

仕事をしているとき、目の前に起こっていることというのは大体分かったことばかりである。そんなに目新しいことなど起こりはしない。でも、時々今までになかったことがフッと気になるときがある。研究において実験をしていて、何かいつもと違う結果がちょっとだけ得られることがる。そういう小さな変化というのは、大抵とても大切だと私は思う。

今まで考えていたシナリオと違う展開をもたらすホンの小さな変化。それを捉えるかどうかが全てを決する。何となくやっていると見逃してしまいそうな小さな違いを見つけることが大切なのだ。そして、私はそういう小さな違いを見つけたとき、とてもうれしくなる。きっとそれは将来大きな成果となっていくと思うからだ。

それではどうすると、そういう小さな変化を見つけることが出来るだろうか。それは、いつもの仕事のプロセスをちゃんとやることしかない。小さな変化を見つけるためには雑音を減らすしかない。実験だって、いい加減な手順でやっていたら、かすかな変化など見つけられるはずがない。全ての手続きをキッチリやって初めて、小さな変化は見えてくる。よく計画を立てることが大切だという。それは、その計画を計画通り実行するために大切なのではない。その道順からそれることを感じるために、キッチリとした計画が必要なのだ。。そして、当たり前だがその仕事に向かう自分の気持ちのありようも大切だ。精神を集中して、かすかな変化も見逃さない観察力、それがなければ何も見つけられるわけがないではないか。その変化は、小さければ小さいほど良い。だって大きな変化は容易に見つけられるのだから。ものすごく小さな変化を確信を持って発見すればその価値は大きいに違いない。

小さな変化を大切にしよう。それは仕事だけではないかもしれない。毎日歩いている通勤路に咲く花かもしれない。空にたなびく雲かもしれない。そういう何気ないものに注意を向けよう。きっと何かが見えてくるはずだ。

Hydrangea

2006-06-11 19:05:15 | 写真
HASSELBLAD 503 CW, ZEISS PLANAR 80mm F2.8 +CLOSE-UP LENS
FUJI NEOPAN 400 PRESTO EI=200

アジサイのことを英語ではこう書くらしい。水を意味する接頭語がついているところをみると、西洋でもやはり雨の季節の花というところだろう。

現像時間を少し延ばしたせいか、クローズアップレンズをつけてもコントラストがそれほど悪くならなかった気がする。どうだろう。

やっぱりガクアジサイがいい。回りにならんだ大きな花がとても可愛いと思う。