ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

日本最高所の本沢温泉

2010-06-15 08:38:26 | 旅行・秘湯・巡礼 
八ヶ岳東腹の標高2150㍍の高所に本沢温泉、と言うよりも山小屋がある。
この温泉は、通年営業としては日本で最高地点にある露天風呂が有名だ。
ひげ爺たち秘湯仲間は、梅雨入りを避けて6月9日にこの温泉を訪ねた。
埼玉班3人が足腰に不具合を持っていて、長距離登山が心配な旅である。
佐久の内山牧場でレンゲツツジを見て、本沢温泉の登山口駐車場へ行く。
そこでバーベキューと豚汁の自炊食、そこから2時間半の山道歩行になる。
荷物は少なくしたいが、酒飲みで欲張りだから結構な重さになってしまう。

午後2時半、秘湯目指して登山口を出発。お天気は最高、新緑の中を進む。
歩く道は途中まで林道として整備されていて、勾配も緩やかで歩きやすい。
車の轍の残る道は、ただ黙々と歩くだけで満足感も変哲もない道である。
そんな道を30分ちょっと歩いて行くと「これより先は4WD・・」と云う表示板。
と言うことは、ここまで車で来れたのだ。なんだか?、無駄足を踏んだようだ。
さらに30分で「ゲート」に、そこから本来の山道を一時間少々で本沢温泉。
すでに5時、夕食が6時なので荷物だけ玄関先に置いて露天風呂に直行。
10分ほど登ると硫黄岳山腹の爆裂河口に「日本最高所:雲上の湯」がある。
残雪と新緑を眺めながら、大自然のなかで本格秘湯に浸って、満足・満足。

宿に戻って休むことなく夕食になる。山小屋だから食事は寂しいものだ。
でも、キムチ風みそ汁鍋は、山小屋らしく山菜入り純粋味噌汁の方がいい。
それより、私達以外は男客一人だけ、こっちの方がより寂しい気分になる。
この秘湯は登山ルートの道脇にあり、時には女性も来るはずなのだから。
寂しいのは夜も同じ、8時の消灯後は我々だけの酒盛りが予定されていた。
しかし、歩いた疲労からか内風呂に入って一杯飲んだら眠くなってしまった。
「標高が高く値段も高いが、食事と酸素は落ちるのだ」と、ひげ爺の独り言。
ここでは、良いお天気と 適温の露天風呂が 最高のご馳走と言うことになる。
コメント
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