ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

熱くなれない大相撲

2010-07-13 08:20:19 | 社会・経済・国際 
本格的な夏を前に、梅雨がまだ明けそうになく湿っぽい毎日が続いている。
世界はサッカーのWカップで熱く燃え、日本は参議院の選挙で燃えていた。
夏の高校野球も各地で予選が始まり、熱い戦いが繰り広げられている。
気温は上がっているが、雨続きで太陽が顔を出さないからうっとうしい。
それは天候だけが理由ではなく、政治や経済の現状が湿っぽいからだ。
そんな中で、大相撲の名古屋場所がなんとか開催出来ることになった。

数年間不祥事続きの相撲協会は、その組織や体質が問題になっていた。
野球賭博問題に到り、自浄作用の欠如から外部の力を頼ることになった。
力士や親方の解雇をはじめ、処分は協会理事長の謹慎にまで及んだ。
本場所は開けたものの、処分による欠場者も多く、土俵は盛り上がらない。
NHKは永年続いた実況放送を中止し、ダイジェスト版の報道に変更した。
土俵上もスポンサーや懸賞金が大幅減少し、外部からの表彰を遠慮した。
出場し取り組む力士に罪はないのだろうが、何とも燃えない場所になった。

協会は、実態を探り 体質を改め 土俵を清め 存亡の危機に当たってほしい。
親方・力士と外部委員は、守るべきものと改めるべきものの仕訳が必要だ。
ひげ爺も、相撲部屋の後援会に入っていたことがあるが、限られた人だけの
特殊な世界で、社会通念がないがしろになっていることも事実だ。
興行稼業からスポーツ事業へ、社会に理解される組織に脱皮すべきである。
「体は重いが考えは軽く、丸い土俵は歪んだようだ」と、ひげ爺の独り言。
さらに「テレビの楽しみが一つ減ってしまった」と、ひげ爺の母親の独り言。
暑い夏でも、熱くなれない大相撲。気温は上がっても人気は下がっている。
コメント
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