ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

ヒゲ隊長佐藤正久氏の講演

2011-10-04 14:23:19 | 社会・経済・国際 
10月1日、日頃 暇を持て余しているひげ爺にとっては忙しい一日になった。
早めの朝食、天候を気にしながら上尾に住む孫の運動会の参観に向かう。
幸い雨も降ることなく運動会が始まり、ひげ爺はカメラを手に大忙しだった。
午前中だけ参観、11時過ぎに孫と昼食した後急いで北川辺支所に戻った。
13時からは、市長と地域住民との「市政についての話し合い」に出席した。
会議後一休みして 17時からは大利根で「ヒゲの隊長」の講演会に出席だ。
この地域は、9月中旬に稲刈りが終わると急に催事・行事で忙しくなるのだ。

元自衛官であった佐藤氏は、イラク先遣支援隊の初代隊長として有名だ。
つけていたヒゲは、ヒゲが当たり前のイラク国民から歓迎され信頼された。
以来「ヒゲの隊長」と親しまれ、参議院議員になった今もつけ続けている。
今回の演題「私たちが守るべきもの」は、氏の経験 心情を語るものだった。
福島の出身だけに大震災の緊急救助活動にふれ、自衛隊の誇りを語った。
日頃の厳しい訓練が、緊急時に「守るべきもの」のため貢献出来たのだと。
イラクへの派遣時には、隊員や家族を前に「全員の命を守る」と決意したと。
命がけの現場経験から、「守る責任」は大変なことなのだと力説していた。
竹島や拉致を例に、国民の意識が高まらないと「国土 主権は守れない」と。
「国民の意識レベルを越えた政治レベルはなく 守るためのレベルもない」と。

国民は、個人が一番大切と考え 家族 地域 国の大切さを忘れかけていた。
しかし、政権交代に続いて大震災と原発事故で守るべきものを知らされた。
そして政治には、国を守り 安全と安定と安心を確保する責任があると言う。
そのためには想定外を作らず、あらゆること全てを考えておく必要があり、
その努力と備えをしていれば、非常事態にも想定通り「守りきれる」のだと。
「ヒゲの隊長の講演を、私はひげ友として聞いていた」と、ひげ爺の独り言。
氏の語った「守るべきこと」は、身近な家庭や地域づくりにも通じるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする