穏やかな好天となったその日は、予定されたことが何もない 「暇な日」だった。
テレビの紅葉報道に誘われて、その気になって紅葉と蕎麦を味わうことにした。
紅葉は赤城山の山麓あたりで、蕎麦は久しぶりに足利の「一茶庵」でと決めた。
一般道をのんびり進み、館林から太田市みどり市を通って赤城山の裾に出た。
しかし紅葉らしき赤色は見えず、葉を落した木々もあって私の顔色は青くなる。
赤城と言うに赤がなく、三夜沢の赤城神社で境内の紅葉を眺めて折り返した。
帰りは高速道路を経由して、ちょうど12時に足利のそば老舗「一茶庵」に到着。
そこは 全国にある一茶庵系蕎麦店の総本山で、我が街(加須市樋鑓川)出身
の片倉康雄氏が創業した店で、ひげ爺は35年ほど前から何度か訪れてきた。
氏は大正末に新宿で開店し、後に大森に移って手打ち蕎麦を本格的に始めた。
終戦後は足利を本拠に「蕎麦聖」と呼ばれ、道具の改良や多くの弟子を育てた。
足利の都市計画によってお店の場所を移し、現在は三代目が受け継いでいる。
業界では「足利もうで」と云わせた特異なお店だけに、噂もいろいろあるようだ。
この日は待つことなく席に案内されたが、日曜日などは相当な覚悟が必要だ。
建築文化賞を受けた建物は、椅子席と半個室があり落ち着いた雰囲気が漂う。
内庭に面した椅子席に案内され、三色せいろ蕎麦に別注で鴨汁をお願いした。
更科系の上品さと一茶庵系の極細麺で、久しぶりの本物を味わう事ができた。
『値段はちょっと高いが、店と味にそれだけのことはある』 と、ひげ爺の独り言。
紅葉は三色どころか緑の一色、お蕎麦で三色を味わい満足して帰路に着いた。
テレビの紅葉報道に誘われて、その気になって紅葉と蕎麦を味わうことにした。
紅葉は赤城山の山麓あたりで、蕎麦は久しぶりに足利の「一茶庵」でと決めた。
一般道をのんびり進み、館林から太田市みどり市を通って赤城山の裾に出た。
しかし紅葉らしき赤色は見えず、葉を落した木々もあって私の顔色は青くなる。
赤城と言うに赤がなく、三夜沢の赤城神社で境内の紅葉を眺めて折り返した。
帰りは高速道路を経由して、ちょうど12時に足利のそば老舗「一茶庵」に到着。
そこは 全国にある一茶庵系蕎麦店の総本山で、我が街(加須市樋鑓川)出身
の片倉康雄氏が創業した店で、ひげ爺は35年ほど前から何度か訪れてきた。
氏は大正末に新宿で開店し、後に大森に移って手打ち蕎麦を本格的に始めた。
終戦後は足利を本拠に「蕎麦聖」と呼ばれ、道具の改良や多くの弟子を育てた。
足利の都市計画によってお店の場所を移し、現在は三代目が受け継いでいる。
業界では「足利もうで」と云わせた特異なお店だけに、噂もいろいろあるようだ。
この日は待つことなく席に案内されたが、日曜日などは相当な覚悟が必要だ。
建築文化賞を受けた建物は、椅子席と半個室があり落ち着いた雰囲気が漂う。
内庭に面した椅子席に案内され、三色せいろ蕎麦に別注で鴨汁をお願いした。
更科系の上品さと一茶庵系の極細麺で、久しぶりの本物を味わう事ができた。
『値段はちょっと高いが、店と味にそれだけのことはある』 と、ひげ爺の独り言。
紅葉は三色どころか緑の一色、お蕎麦で三色を味わい満足して帰路に着いた。