ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

まちかど雛めぐり 岩槻

2015-03-03 09:31:48 | 旅行・秘湯・巡礼 
今日3日は桃の節句、その日を前に岩槻の「まちかど雛めぐり 」に出かけた。
その日の朝は強風が吹いていたが、次第に弱まり寒いながら好天になった。
合併して「さいたま市岩槻区」になった岩槻は、人形づくりで繁栄した城下町。
その街にふさわしいこの行事は、歴史ある人形店や旧家などが 職人の作品
や家に伝わるお雛様を飾って、訪れた人達に楽しんでもらおうと云う企画だ。
東武鉄道の岩槻駅に降りたつと、ちょうど 「セレモニー」が始まるところだった。
それは小学生の「お雛様パレード」と、和太鼓や よさこい踊り の演技だった。

パンフをもらい ウオークを兼ねて街めぐりに出発、まずは駅前にある「東玉」で
綺麗なうえに数も多い「つるし飾り」を見ると、気分は自然に華やいだ。
少し歩き、戦国時代の岩槻城主太田氏の菩提寺「芳林寺」で 太田道灌の騎
馬像を観てから、街道に出て 旧岩槻警察庁舎の「岩槻郷土資料館」を拝観。
すると昼の時刻、古民家づくりのそば店 「曼吉禎」で 鴨汁せいろの昼を摂る。
食後も街並みを歩き、「大正館」で吊るし飾りを見てさらに進んで横道に入る。
そこには岩槻の代表的遺産「時の鐘」があり、340年前から時を伝えている。

10分歩き 鉄道を越えると、長い参道の奥には岩槻総鎮守の「久伊豆神社」。
武蔵野の東部は、川筋ごとに氷川神社 久伊豆神社 鷲神社が祀られている。
帰り道は、江戸時代の木綿問屋で土蔵が美しい「長谷川家」のお雛様を拝見。
この「ひなめぐり」には、体験型のメニューもあったが今回はこれで完結とした。
『それは、暇ではなく雛であり メクリではなくメグリだった』と、ひげ爺の独り言。
街中の70余軒が賛同するこの行事、さすが「人形のまち:岩槻」にふさわしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする