難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

W杯のジダンとマテラッツイ発言のテレビの「読唇術」に抗議する 

2006年07月13日 08時38分28秒 | 生活
060713_0707~001.jpg060713_0705~001.jpgW杯の決勝でフランスのジダンがイタリアのマテラッツィに暴行したとして、二人の間の会話が問題になっているが、フランスのテレビ局がその会話を「読唇術」の達人に読み取らせたと報道された。
東京都中途失聴・難聴者協会事務所にも昨夜某マスコミから、「読唇術」の出来る人の紹介を依頼されたが、丁重にお断りした。

聴覚障害者の読話は相手と話をするためのコミュニケーション手段であり、まさにコミュニケーション支援が得られず、やむなく様々な嫌がらせや差別的言動の中で身に付けたコミュニケーション手段であって、他人の話を盗み読むためのものではない。

テレビでこうした「他人の」話を「コミュニケーションのためではなく」、「無断で」盗み読むために利用されるならば、聴覚障害者が今もコミュニケーション保障がなく、苦しんでいる地域社会や職場の現状を無視したものだ。
多くの聴覚障害者はこうした興味本意の取り上げ方をするマスコミを
許さないだろう。
安易に依頼をしてくるマスコミの見識が疑われる。

ラビット 記



国連障害者の権利条約推進議員連盟

2006年07月13日 00時29分19秒 | 福祉サービス
060711_1103~002.jpg060711_1113~001.jpg昨日7月11日の午前11時から、衆議院第二議員会館で「国連障害者の権利条約推進議員連盟」の総会が、国連障害者権利条約に関する第8回特別委員会の日本代表団派遣壮行会をかねて開かれた。
第8回特別委員会はこの8月に開かれ、議長テキストといわれる条約文案を協議するものだが、今回か次回が最後の会議と言われている。
日本代表団は日本政府と民間NGOである日本障害フォーラムJDFからなり、外務省、文部科学省、内閣府、厚生労働省の課長や担当官に、東弁護士が政府側、JDF側は日身連、DPI日本会議、日本障害者協議会JD、日本育成会、などの中に全難聴、全日本ろうあ連盟が加わった一大代表団だ。
この障害者権利条約の締結に力を入れて頂いている国会議員が70人ほどいて、議員連盟を作っている。
今回の代表団には議員の何人かも加わりサイドイベントを二回企画している。

ラビット 記