難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

NHKで「電話リレーサービス」の放送のお知らせ

2010年05月15日 20時00分12秒 | バリアフリー
全難聴の事務所からの「お知らせ」が来た。

全難聴は、電話リレーサービスの問題を各方面に提起している。
・障がい者制度改革推進会議
・障害者放送協議会放送・通信バリアフリー委員会
・情報アクセス協議会

障がい者制度改革推進会議の総務省へのヒアリングで電話リレーサービスの問題を質問したところ、
「新しい制度設計のためには課題の整理が必要で制度面の問題が大きいと認識、既存の助成制度を活用したい」と説明があったということだ。

あれこれの民間でしている事業を助成と言うが、通信事業者に障害者のユニバーサルサービスをなぜ求めないのか、課題の整理をすればいいではないか。

課題が大きいと言うことは問題を分析したらしい。それも当事者抜きで。

欧米の主要国ではみな通信事業者が実施している電話リレーサービスをなぜ日本で出来ないのか。
「光の道」が出来たら出来るようになるのか。

原口総務大臣はことの重要性を認識すべきだ。


ラビット 記
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加盟協会 御中
理事・専門部長各位

いつもお世話になっております。
情報文化部よりお知らせがありましたので、
加盟協会にお知らせいたします。
どうぞ会員のみなさまにご通知下さい。

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NHK教育「ろうを生きる 難聴を生きる」にて、
テーマ「電話リレーサービスについて」が放映されます。

【放映日】
2010年5月16日(日)夜19:30~19:45
[再放送]21日(金)昼12:45~13:00
    23日(日)夜19:30~19:45
    28日(金)昼12:45~13:00
『電話リレーサービス 普及のために』
http://www.nhk.or.jp/fukushi/chokaku/backnumber/2010/05/0516.html
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「地域主権」改革法はどっちか。行政か住民か。

2010年05月15日 19時31分43秒 | 福祉サービス
「地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」(「地域主権改革法案」)は、財源の使途、基準も地方に委ねるとしている。
障害者自立支援法の地域生活支援事業は裁量的事業とされていて、コミュニケーション支援事業など地域格差が拡大している。
要約筆記者派遣事業も東京都みたいに市町村事業としてしまっては派遣の対象も範囲も格差が拡大するばかりだ。

5月12日にJDFが開いた「地域主権改革法」の学習会では、「地域主権が地方行政主権であってはならない、今こそ地域住民主権の確立を」が現在の学習の到達点と意志統一した。
「三位一体改革→障害者自立支援法の応益負担など、新自由主義の流れが、大きく障害者分野にもかぶってきています。」

JDF各団体動きは速く、日本障害者協議会(JD)、DPI日本会議、全国脊髄損傷連絡協議会などでは、団体決議に動いています。

JDFで検討中の要望書から。
「4.「地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」について、内容をさらに精査し、障害者の人権・尊厳を確保するものとしていただきたい。
 障害者自立支援法の改正において、人権に直結する運営基準は「従うべき基準」、その他の運営基準は「参酌基準」となっている。「参酌基準」の中には「居室定員4人以下」など、明らかに人権に直結する項目も含まれており、劣悪処遇への後退が懸念される。人権尊重の観点から、これを担保する仕組みが必要である。障害者施設における人員配置、居室面積、居室定員などについて実態把握のための調査が必要であり、実施を求める。」


ラビット 記

難聴者の社会福祉実習6日目終わる、筆談!

2010年05月15日 18時57分34秒 | 社会福祉の学習
土曜日だが、なかまが20人弱バスでホームセンターに出かけた。

バスの車内でAさんが指文字で表しているのを読みとろうとしたが分からない。
書いてとペンと紙を渡すと4人の名前を書いてくれた。
指文字で確認したら合っている。

帰る支度をしているとBさんがペンを貸してというので渡すと「○○○さん へや」と書いてから、いま男性の居室にいると思うから呼んで欲しいと言う。

なかまから筆談してもらったのは生まれて初めてだ。ぶったまげた。リーダー格の女性だがまだ1週間の実習生に気を使ってくれる。

会社の課長にも見習わせたい。


ラビット 記
※写真は、施設内に咲いているツツジ。

難聴者の社会福祉実習6日目、土曜日

2010年05月15日 09時08分22秒 | 社会福祉の学習
五月中旬の快晴の土曜。郊外の山に向かう電車はバックパックを背負った老若男女ハイカーでいっぱいだ。若い外人もいる(若い日本人はいないなあ)。

施設もなかまは半分だ。
初日から一緒のなかまの女性と絵を描きっこして仲良くなった。

昨日はこちらがうとうとしている間に次々と絵を描いてくれた。手を形どって書いたり、だんだん書く絵が具象化してきたのには驚いた。小さいときに行ったのか最近行ったところなのか分からないが観覧車らしい絵、乗り物の絵は遊園地らしい。
いつも巻き毛の髪を触っていて、シュシュを左右に分けた髪にしている。髪の毛の長い女の子は自分だという。
とうとう紙がなくなってしまって筆談ボードに書き始めた。今度はよく見るとバイキンマンだ。

こうした絵は深層心理を反映しているだろうが意味まではつかめない。


ラビット 記