難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

全難聴も厚労委に要請文をファックス。

2010年05月27日 22時44分41秒 | 権利
全難聴から、厚労委に要請文をファックスしたと連絡があった。


ラビット 記
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加盟協会長各位
専門部長各位
理事各位

おつかれさまです。

障害者自立支援法の「改正」案を巡って、多くの障害者団体が抗議の行動を起こしています。
これは、自民党、公明党の障害者自立支援法の改正案が衆議院厚生労働委員会に提出され、与党の民主党がこれを一部修正しつつも明日28日にも採択されようとしているからです。

障害者自立支援法については、今年1月から内閣府で障がい者制度改革推進会議が開かれ、障害者にかかわる制度全体を見直しを進め、6月に中間とりまとめを報告するばかりになっています。
4月27日から障害者自立支援法に代わる障害者総合福祉法部会が開かれているところです。
またマスコミで再三取り上げられているように違憲訴訟が全国で起こされ、その和解合意文書を国と訴訟団が取り交わし、現在内容の精査を始めようとしているところです。

昨年の総選挙前に自公両党から提出された障害者自立支援法「改正」案は、当然ながらこうした当事者の意見は全くとりいれられていないものです。

当会は、内容もさることながら、障害者権利条約に基づき、国民、障害者の声を聞きながら新しい制度を作りあげることがいま最も重要と考えて、こうした障害者当事者を無視した進め方に異議を唱えるものです。

本日、衆議院厚生労働委員会各委員に、下記の要請文を送りました。

理事長 高岡 正

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平成22年5月27日
厚生労働委員会
委員 各位

社団法人 全日本難聴者中途失聴者団体連合会
理事長 高岡 正


障害者自立支援法「改正」案の採択に反対します。

厚生労働委員会各位には、障がい者の自立と権利の擁護のために、種々ご理解とご支援を賜り、感謝申し上げます。

 報道によりますと、障害者自立支援法改正案の採択がされるようです。この障害者自立支援法案は、昨年の総選挙前に自民党、公明党によって提出された法案の内容とほとんど同じです。

 当会は、障害者自立支援法に対して、地域生活支援事業のコミュニケーション支援事業が市町村の必須事業とされたことを評価しておりますが、一方で有料化に歯止めをかけず、現行の聴覚障害の基準では大多数の難聴者が「福祉の谷間」に置かれていること、要約筆記者養成・研修事業も実施要項がないことなど改正が必要な点が多々ございます。

 しかし、現在、内閣府において障がい者制度改革推進会議で、障害者当事者も参画して障がい者制度全体について協議し、4月からは障害者総合福祉法部会で障害者自立支援法に代わる法制度の協議を始めたところです。
 上程された法案はこれらの審議された内容が反映されていません。

 また、当事者とともに障害者自立支援法の見直しをするという障害者自立支援法違憲訴訟団と国との和解合意文書の内容にも反しています。昨年10月30日の大フォーラムで長妻厚生労働大臣の障害者自立支援法の廃止とそれに代わる法制を策定するという約束にも違反しています。

 当会は以上の点から、障害者自立支援法改正法案の採択に反対します。

以上

「青い鳥はがき」の受け取りは31日まで。

2010年05月27日 22時18分33秒 | 日記(つぶやき)
郵政事業に関わる難聴の友人から、「青い鳥はがき」の活用の依頼があった。


ラビット 記

※玄米ご飯は、「活力釜」で炊いたものと言う。
なるほど、白米に近いくらい柔らかく炊けていておいしい。

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青い鳥はがき無料配布受付は31日までです。
条件は身体障害者1、2級。知的障害者A、1度、2度の級にある方々。
手帳を持参(代理人可)して郵便局、支店で受け取っていただくか郵送させていただきます。
よろしくご活用願います。

みなさまの集まりその他で周知願います。
ご活用が少ないと、郵便事業はこの取り組みを止めてしまう可能性もあります。郵便事業は赤字です。
障害者福祉を国民のみなさまににご理解願うのが主旨ですが、いつ仕分けのまな板にのせられるか不詳です。

郵便事業の取り組みにご理解とご支援よろしくお願いいたします。
みなさまの毎日のご尽力ご活動に感謝いたします。
----End of Forwarded Message

障害者自立支援法「改正」案、衆院厚労委は混沌

2010年05月27日 21時58分25秒 | 権利

国会の動きに障害者団体の動きは急速に拡大している。
全難聴は、各委員に要請文書を送った。
全日本ろうあ連盟も各協会に厚労委委員へのファックスを要請している。

明日午前中に予定されていた障害者自立支援法の改正案の審議が午後にずれ込むかもしれないという。


ラビット 記
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━━━VICTORY━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
 ニュース 2010.5.27 第17号(通巻125)
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━━VICTORY━━━

◆(1)本日の強力な要請の影響もあって情勢はさらに混沌
明日の審議は、「労働者派遣法案」審議優先か?
衆議院議面前の集合時間は、つぎの「深夜メール」で必ず確認してください!

本日、各地からのFAXや議員直接の面談含めた強力な要請が行われ、その影響もあり、明日の衆議院・厚労委員会の審議日程の変更の可能性も生まれています。

審議日程は、本会議後、午後9時前から開始される「理事懇」で最終決定されますが、今現在の情報では、当初予定の午前「自立支援法改正」・午後「派遣法案」から、
大きな激突が予想される「労働者派遣法案」の審議を先行し、「自立支援法改正案」はその後になる模様です。

そうなった場合は、明日28日(金)8時40分集合のよびかけは変更して午前9時30分集合とし、
その後の委員会の動きで、傍聴や抗議集会となります。

しかし、現在進行中の「理事懇」の結論は予断を許しませんので、「理事懇」の結論をまって、最終的な集合時間を決定し、みなさんにお知らせしたいとおもいます。
必ず、次の第18号「深夜メール」をご確認の上、国会へお願いします。

◆(2)11人の元原告イレブンが、強力な国会議員要請行動を行いました!!

本日27日(木)終日、元原告11人(岩手、埼玉、東京、大阪、広島)が、いてもたってもいられない思いを抱えて、
急きょ、国会議員への要請行動をおこないました。
うち数人は、明日28日(金)の審議、採決に抗議の意を示すため、国会近くに泊まり込みします!

民主党・園田議員、小宮山議員、石毛議員はじめ、障害議連10数名の方々との懇談で、広島の秋保喜美子さんと、埼玉の新井たかねさんが、訴えました。(写真添付)

■秋保さん(要旨)
 納得できません。悲しいです。裏切られた思いです。
 検証会議は、まだ1回しか開かれていません。
 基本合意文書は、お互いに意見を交わしながら、お互いにすり寄ってつくったものです。
 それはウソだったのですか。信じ切って訴訟を終結したのです。
 自立支援法の一部「改正」案をこの国会で急に出すのではなく、時間をかけてほしいのです。

■新井さん(要旨)
 憤りと怒りで胸が押しつぶれそうです。
 制度改革推進会議をほとんど傍聴していますが、そこで園田さん、石毛さんともお会いします。12月29日、ぎりぎりまで誠意を尽くして話し合い、そして基本合意文書調印以降、全幅の信頼を寄せてきました。
 けれど推進会議にも、検証会議にも何の話もなく、納得がいきません。
 2005年の強行採決のときは、園田さんたちと同じ思いでした。
 採決の瞬間、傍聴席は怒りとともに泣き声がもれました。
 また、その泣き声を聞こうとされているのでしょうか。
 埼玉の石井さんと村田さんは、裁判をやめたくないと言っていましたが、侮辱され続けた自分たちの宝物をつくりたい、取り戻したいと、基本合意を結び和解したのです。どう説明していただけるのでしょうか。
 4月21日官邸で、エイエイオーを鳩山首相と一緒にされた福岡の平島さんに、どう説明されるのでしょうか。

■「10.30大フォーラム実行委員会」からDPI今村さん(要旨)
 落胆している。不可解すぎる。なぜこのタイミングなのか。推進会議を無視して、自己矛盾ではないか。どう説明するのか。難病も入っていない法案で、谷間をなくすと言っているのに後退している。
 そうまでして採決しなければならないことを、正々堂々と説明できるのか。当事者の声をきいたフリをしているだけではないかと映るのは、マイナスではないのか。
                        
以上を知らせてくれた斎藤なを子さんメールには、
 鉢呂委員長の議員室の前で、お顔を見るまで待ちます、と約30分。石毛議員の部屋で、約1時間。民主党との懇談、社民党との懇談・・・
ある民主党議員は、「こんなデタラメはおかしい」と言ったそうです。と添えられていました。
 

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