東京精神保健福祉士協会の災害ボランティア委員会の作成した「災害支援に出かける人のために・・・」というリーフレットは心理的サポートをする専門家だけでなく、私たち難聴者自身も学んでおく必要がある内容だ。2005年に作成されたもののようだ。#fukushi #311care #hinan #jishin
ラビット記
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◯災害支援に出かける前に
●被害地についての情報を知る
●携帯すべきもの
●服装
◯被災者の特性
・精神の麻痺(ショック)
・無力感
・(死別、負傷・家財喪失等による)悲嘆
・(援助の遅れ・情報の混乱等による)怒り
・(自分だけが生き残ったこと・適切に振る舞えなかったことなどによる)罪責
・ストレス反応〈些細なことでのイライラ・不眠・フラッシュバック〉
◯被災者への対応
●支援場面で気をつけること
・心のケアをすることを全面に出さない。
・その場で役に立ちそうなことをする(掃除・話し相手等)
・不合理と思えることも対象者の思いを大事に援助する
・適切な話の聞き方をする
〈話の聞き方〉
・話を妨げず聞き役に徹する
・対象者のニーズを読み取る
・善悪の判断や批判をしない
・感情を抑えず話をさせる
●怒り・悲しみへの対応
弁解せずにじっくりと話を聞き、相手の感情が一端出尽くした後に「お気持はわかりました」と言って、相手が落ち着いているようなら具体的な話に入る。
「それは辛いですよね」「本当に辛かったでしょうね」というように悲しみの感情を受け止め、そばにいてあげる。
参考文献:デビット・ロモ 1955「災害と心のケア」
◯援助者のセルフケア
●必ず休みを取る
・オーバーワークになる
自分自身が疲れを感じなくなる
〈対処法〉
・深呼吸・体操などでリラックスする
・ティータイムを取る
・楽しみを見つけ気分転換する
・睡眠・栄養を十分にとる
●仲間を作る
・ペアで行動する
・客観的に見る目を持つため
仲間が無理をしていないか
声を掛け合うことが大切
●その日の活動を仲間と振り返る時間を持つ
・感じたことを語り合う
・情報を共有する
・共感とアドバイス
※心理的回復のプロセス(省略)