難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

東北被災地の地デジ 難聴者は?

2011年05月11日 19時16分05秒 | 東北地方太平洋沖地震

昼のテレビを見ていたら、黒いバーのところに被災地で・・という文字が見えた。
東北のアナログ放送打ち切り(地デジ移行)は遅らせることになっている。
被災者に簡易チューナーを配布するというお知らせのようだが、アナログテレビを地デジチューナーで見ることを推奨しているのか。

難聴者の場合、テレビ放送の視聴には字幕放送が必要だ。このテレビを見るために地デジチューナーあるいは地デジテレビが必要ということを啓発しないと。

アナログテレビで見ていた人は字幕放送が見られない。地デジチューナーで字幕を見られることも知らないのではないか。
被災者支援と災害防止策を兼ねてもっと知らせないといけない。

ラビット 記
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総務省 地デジチューナー支援実施センターは、東日本大震災等で一定以上の被害又は避難勧告等を受けた世帯に対する新たな支援(以下、「被災世帯支援」という。)の申込受付を平成23年5月13日から開始します。
http://bit.ly/iXCBo7



まったく聞こえなくなってしまった方に。

2011年05月11日 19時02分18秒 | 東北地方太平洋沖地震
お友だちがまったく聞こえなくなってしまわれたのですね。
いちど会いたいと思いますがいかがですか。
そういう方には何人もお会いしていますが
すべて筆談でお話します。
筆談ボードも持っていきます。
どちらの方でしょう?Cなら来週なら16、17日あたり。
K駅の馬車道でも、居酒屋でも・・・

一般に行われている手話講習会は健聴者向け手話講習会で、その他に中途失聴・難聴者向け手話講習会とがあります。
中途失聴・難聴者向け手話講習会は、手話を学びながら
聞こえない自分と向き合うことを援助するところです。
K市にある障害者Tスポーツセンターで、
東京都中途失聴・難聴者向け手話講習会が始まっています。
東京都主催ですから無料です。

お友だちと一緒に手話を学べば楽しい話が出来そうですね。
筆談で、飲みながらバカッ話しも出来るし。


身近なところに失聴者はいる。

ラビット 記

「岩手県大船渡市聞こえの会と交流」が報告される。

2011年05月11日 01時24分18秒 | 東北地方太平洋沖地震
全難聴は、5月6日、7日と、岩手県第二次支援活動を行い、7日に岩手県聴覚障害者対策本部、視聴覚情報センターと意見交換を行った。8日には、岩手県大船渡市聞こえの会と岩手県中途失聴・難聴者協会との意見交換会を行った。
東北被災県はそれぞれが被災状況も難聴者協会や要約筆記者の組織、障害者自立支援法に基づくコミュニケーション支援状況もまちまちであり、難聴者への支援方策も異なる。。

岩手県は、宮古市、釜石市、大船渡市など沿岸部の被害が一番ひどい。難聴者協会の会員は多くは盛岡市に集中している。何人かの会員は県内に散在するが、大船渡市は「大船渡市聞こえの会」という難聴者協会の会員が中心になって難聴者の組織が進んでいる。会員数は35名で、大船渡市の人口4万人を東京都の人口1200万人に当てはめると、難聴者協会の会員数は10500名になる。

この日の交流会が、大震災後初めて会員が集まる場となった。
会場に向かう車中でどのように進行するか迷ったが、やはり一人ひとり胸のうちにあるものを出して頂くことが一番必要と考えた。現在の生活に対する不満、地震の発生した時の状況、行政の対応の要望など人それぞれのものがあるだろうが、それを話すことが大事だ。

会員の方とは初対面なので、雰囲気をほぐすためにホワイトボードに2人ほどの下手な似顔絵を書くと、皆が笑っていた。笑い顔が出れば何とかなる。

会場には磁気ループがあると聞いていたが、赤外線補聴システムが持ち込まれた。大きなラックに入ったアンプとミキサー、受信機20台ほど。相当高額なものだが10年前に要望して施設に導入してもらったという(写真参照)。
この会の力は侮れない。高齢者向けに補聴器の給付制度もあるのだ。35人もいれば強力な組織になる。何しろ東京で1万人に相当する。
http://bit.ly/ihBeY2
http://bit.ly/mtsLlg


ラビット 記