酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ニシンに目覚める。

2013-08-26 | 酒風景
近年よくする話のひとつに、昔は好まなかったが歳を取るにつれ好きになった食べ物というのがある。

それ系の話でいうなら、ぐぐぐっとランキングを上げたのが「身欠きニシン」。


身欠きニシンについては、その美味しさは分かっているし、昔から飲み屋の肴にそれがあれば有り難く頂いてはいたが、自分で買って焼くなんてことは、まずしなかった。

が、関心がにわかに高まったのにはやはりきっかけがある。先日、日本料理店で食べた秋茄子とニシンの炊き合わせだ。
なすび本来の何かしら儚い味を優しく寄り添うように引き立てていたのが身欠きニシンで、ああ旨いものだなあと改めて感じ入ったその記憶が残っていたか、昨日スーパーで目にして即買い。その日のうちに肴になった。
焼きたてに醤油をちょちょっと垂らしてつまむ。同じ青魚でも鯖、鰯とは違う食感や風味がしみじみと旨い。

ところで、この魚。ラベルにはアメリカ産とある。
かつてはニシン王国とまで言われた北海道民としては、些か釈然としないものがあるが、嘆いても仕方ない。
外国産を食べて思い返す、過去のあやまち。ってとこか。

あ、違う意味でしみじみとしてしまった。

漬物天国。

2013-08-24 | 旨かった話
朝から真っ暗。天気予報でやんやと言われている秋雨前線の影響は北海道にもあるようで、雷がごろごろと鳴りしとしと雨降が降る。
雷が怖いわさび部長。飼い主がいる食卓テーブルの椅子の下に居座っていて、多少うざったい(笑)。

かなりの降雨が心配される地域もあるようだが、北海道の中にあっては旭川は穏やかな方だと思う。


さて

キュウリのパン粉漬けなるものをいただいた。


甘く漬けてあって美味しい。パン粉の味そのものが料理の味として反映しているかは不明。
聞けばパン粉のイーストが美味しく作用するんだとか。

世の中、何とか漬けというのがあまたあるが、日本人はどうしてそんなにも何でも漬けたがるのかね。あるいは漬ける手法も実に様々だ。塩や麹だけでは飽きたらずビールや焼酎を加えたり。
このパン粉漬けもしかり。なにゆえにパン粉で漬けようと思ったか。

何と言っても日本人は漬物好き。
サラダより漬物だ。パンじゃなくご飯だから?ワインより酒だから?

で、美味しいからってバリバリ食べてるうちに、血圧がどうのと言われる始末。まったく日本人は困ったものである。
かく言う自分も、今なお冷蔵庫には漬物が。昨夜仕込んだキュウリの焼酎漬けと、茄子の生姜醤油漬けが食卓への順番待ちで待機中。

そういや昔、秋田のホテルで全国から集まった人々とともに会食、という機会があったのだが、ビュッフェに並んだ漬物の数にはびっくり。秋田以外にも近隣の自治体のものも含め、ありゃ何十種類あったんだか。見たことのない美味しそうなものばかりである。
地元の名産を堪能あれという主催者の意図もあったんだろうが、他にも美味しそうな料理があったし、漬物ばかりを食べるわけにもいかず歯痒い思いをした。
そういうときはウエルカムドリンクではなくウエルカムどんぶりご飯を用意すべきだな(笑)

なすびをキュッと

2013-08-23 | こしらえた話。
今朝、再び帯状疱疹の診察。
見た目に治癒は進んでいるとのことで一安心。だが痛みは相変わらず。
薬代、高い~
飲み代が飛んでいく。


薬がよく効いているようで、筋書き通りの副作用が。
頭痛というかめまいというか、軽い倦怠感があって、ちょっとだけ人生やる気なし(笑)

飯だけは食わねばと


茄子を刻み、塩でもんでみた。

キュッとしぼって出来上がり。
こんなもので食欲をかきたて、飯をくらったのだった。

免疫力の回復を意識してか、さすがに昨日は晩酌は遠慮させてもらった。
この謙虚さ。人生やる気なしが良い方に作用した、というところか。

夏の滋味を堪能

2013-08-22 | 酒風景
街を歩いていたら産直品のテントに遭遇。ちらと見てみると、こんもりと盛られた獅子唐が。
いくつあるのか分からない(これを沢山と言う)が100円。

即買い。


晩酌ではこれを網で炙って楽しむ。
独特な濃い苦み(渋味?)が旨い。しみじみと野菜を食べているという実感。

また、8月はすっかり冷蔵庫のレギュラーになった揚げ浸しも登場。


いんげん、なすび。

盛夏。農家さんも露地物をここぞとばかりに出してくるので安い。買い応えあり、食べ応えありなのである。
年中こんなふうにならないかと思っても、しょせん切ない願い。


数日前から、朝晩は少し涼しい。

警戒する犬。

2013-08-21 | わさび部長
帯状疱疹が痛い。
切ない痛さである。

帯状疱疹って痛いよねえと、偶然にも自分も経験あるよというお方に言われ、やっぱり痛いものなんだとヘンに安心。



さて、久々のわさび部長ネタは今日の散歩風景から。

いつぞや、めずらしく意気揚々と歩いていた時のこと。マンホールの上を歩いたところ、マンホールのふたがガコン!
その衝撃が怖かったらしく、それ以来マンホールの上は歩かなくなったわさび部長。


しかし今時の歩道はマンホールが多くて…


横を迂回すればいいのに(笑)。

いつもながら不憫な子である。