楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
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幸福な王子

2021年08月12日 04時07分30秒 | つれづれなるままに考えること
先回、「Saint-Exupery」は「サン=テグジュペリ」でなく、
「Saint」の次に「-」(ハイフン)があり、
次いで「Exupery」が入って居るのだから、
「サン=エグジュペリ」が正しそうだと話をした。

しかし「Saint-Exupery」を発音して貰うと、
聞こえてくるのは、
「サンテグジュペリ」なのだ。
母音の前の「t」は発音するから「サンテグジュペリ」、
だから翻訳としては「サン=テグジュペリ」
で正しいということになる。

作者の話で、話が反れてしまったが、
この「星の王子さま」の話は、
星から流れ着いた王子さまの体験談のようなもので、
ボクが想って居た、
「銅像の王子さまの目にはめ込まれた宝石をツバメに渡す」
と言う物語では無かった。

そこでよくよく調べたら、ボクが考えて居た物語は、
イギリスの作家オスカーワイルドの
「幸福な王子」の話であることが解った。
しかも、銅像では無く、
全身が黄金で飾られた王子さまの彫像で、
目にはサファイアの宝石が、
手にある剣にはルビーがはめ込まれて居た。


この彫像が「幸福な王子」像であった。
そこに南へ回帰するツバメが一羽、
群れから外れて、
この彫像の足元に休息に訪れた話であった。

王子様は高い場所にあって、
町中を見下すことが出来た。
ツバメが足元に来て休んだので、
ツバメに頼んで、街の不幸な人を見付けると、
ツバメに頼んで、目玉のサファイアの宝石をその人にやってくれ、
剣のルビーは、困っている若者に、
少女には身体にある黄金の一片を、などなど・・・

南方へ帰るツバメの予定を一日のばし二日のばしして、
王子さまが身に着けている黄金もなくなって、
寒さが身に染みるようになり、
いよいよツバメが明日には南へ旅立つ最後の夜は、
寒さで冷え込み、
朝になるとツバメは王子さまの足元で、
亡くなって居るのが見つかった。

王子さまの彫像も、目玉のサファイアも無くなり、
ルビーも体一面に施されて居た黄金もなく、
みすぼらしい彫像になってしまった。

話はまだ続くのですが、
この名作は、我が身を犠牲にしてまでも、
他人を援けるキリスト教の博愛の精神が
描かれているように思える。

詳しくはオスカー・ワイルドの「幸福な王子」を
ご覧ください。

断片的にしか、一部分だけしか思いだせなかった、
「幸福な王子」を読むことが出来て、
気持ちがすっきりした。






コメント (6)
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