楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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終活のアルバム処分ータイの旅 2

2021年08月21日 04時02分33秒 | つれづれなるままに考えること
(タイの旅2)

夕陽が沈むアユタヤの遺跡など、
現地のガイドさんは、ボクたち二人だけのガイドさんで、
見るからに若々しい女性であった。

(タイの街)

聞くところによれば、
昨年(2001年)観光に来た日本人青年に見初められ、
昨年10月に結婚したという。

その結婚式の写真を見せてくれた。
日本人の青年は富山県の出身で28歳ということであったが、
彼女いわく「私は41歳」という。
どう見ても40歳には見えない若さだ。
年齢のことは、日本人の青年も、
そのご両親も御存知というから問題はなさそう。

その時思い出した歌がある。

♪ お月様いくつ?十三、七つ。
まだ歳ぁ 若い! ♪

そこで考えた、替え歌。

♪ お嬢さんいくつ?三十三、七つ。
まだ歳ぁ 若い?! ♪

しかし、彼女は今までタイ以外の外国には、
カンボジアにしか行ったことはない。
いつも暑いタイやカンボジアの気候には慣れているが、
日本の冬を知らないし、
第一、雪なんて映画でしか見たことがない。

(タイの街で見かけた女性、ガイドさんでは無い)

日本人の青年の実家には8月に訪ねて、
両親にも会ってきた。
この12月12日に富山へ移り住むことになっているが、
富山の気候はどうでしょうか? 
と訊かれた。

その時、次の歌が思い浮かんだ。

♪ 金襴緞子(きんらんどんす)の帯締めながら、
           花嫁御陵(はなよめごりょう)は何故泣くのだろ ♪

そこで考えた替え歌。

♪ セーター、コートにババシャツつけて、
        タイ女(じょ)は、お嫁に何故行くのだろう ♪

私たちは11月末にタイを訪ねているが、
半袖姿で、汗を拭き拭き観光している。

「東京は暖冬とはいえ、半袖では歩けない。
セーターに、コートが必要です。
まして富山は東京より寒い。
雪もたくさん降る。

タイのように暑い季節は、
一年で3ヶ月しかありません。」
と話した。

彼女は、寒さを考え先月セーターを一枚購入したらしい。
衣服といえば他に持っているのは、夏服ばかり。
しかもノースリーブのような衣服しか持っていないと、
言っていた。

帰りの空港で、私たちは日本に着いた時に、
羽織らなければならないコートを、
バッグから出して居るところを、
ガイドさんはジッと見ていた。

寒くて我慢できないような時は、
タイに逃げ帰るんだと語っていたが、
日本人の青年の愛情につつまれて、
暖かい新婚生活を楽しんでいるのだろうか?

別れ際に、
「日本へのお出でを心よりお待ちしています。
そしてお幸せに!」
と話した。

(タイの寺院の壁)

その後、もう何年も経過したが、
彼女の消息をボクは知らない。
きっと、元気で幸せに暮らしていらっしゃるだろう。
そう願わずにいられない、

素敵なガイドさんであった。

(2002年11月タイの旅でした。おわり)


コメント (4)
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