(タイの旅2)
夕陽が沈むアユタヤの遺跡など、
現地のガイドさんは、ボクたち二人だけのガイドさんで、
見るからに若々しい女性であった。
(タイの街)
聞くところによれば、
昨年(2001年)観光に来た日本人青年に見初められ、
昨年10月に結婚したという。
その結婚式の写真を見せてくれた。
日本人の青年は富山県の出身で28歳ということであったが、
彼女いわく「私は41歳」という。
どう見ても40歳には見えない若さだ。
年齢のことは、日本人の青年も、
そのご両親も御存知というから問題はなさそう。
その時思い出した歌がある。
♪ お月様いくつ?十三、七つ。
まだ歳ぁ 若い! ♪
そこで考えた、替え歌。
♪ お嬢さんいくつ?三十三、七つ。
まだ歳ぁ 若い?! ♪
しかし、彼女は今までタイ以外の外国には、
カンボジアにしか行ったことはない。
いつも暑いタイやカンボジアの気候には慣れているが、
日本の冬を知らないし、
第一、雪なんて映画でしか見たことがない。
(タイの街で見かけた女性、ガイドさんでは無い)
日本人の青年の実家には8月に訪ねて、
両親にも会ってきた。
この12月12日に富山へ移り住むことになっているが、
富山の気候はどうでしょうか?
と訊かれた。
その時、次の歌が思い浮かんだ。
♪ 金襴緞子(きんらんどんす)の帯締めながら、
花嫁御陵(はなよめごりょう)は何故泣くのだろ ♪
そこで考えた替え歌。
♪ セーター、コートにババシャツつけて、
タイ女(じょ)は、お嫁に何故行くのだろう ♪
私たちは11月末にタイを訪ねているが、
半袖姿で、汗を拭き拭き観光している。
「東京は暖冬とはいえ、半袖では歩けない。
セーターに、コートが必要です。
まして富山は東京より寒い。
雪もたくさん降る。
タイのように暑い季節は、
一年で3ヶ月しかありません。」
と話した。
そこで考えた替え歌。
♪ セーター、コートにババシャツつけて、
タイ女(じょ)は、お嫁に何故行くのだろう ♪
私たちは11月末にタイを訪ねているが、
半袖姿で、汗を拭き拭き観光している。
「東京は暖冬とはいえ、半袖では歩けない。
セーターに、コートが必要です。
まして富山は東京より寒い。
雪もたくさん降る。
タイのように暑い季節は、
一年で3ヶ月しかありません。」
と話した。
彼女は、寒さを考え先月セーターを一枚購入したらしい。
衣服といえば他に持っているのは、夏服ばかり。
しかもノースリーブのような衣服しか持っていないと、
言っていた。
帰りの空港で、私たちは日本に着いた時に、
羽織らなければならないコートを、
バッグから出して居るところを、
ガイドさんはジッと見ていた。
寒くて我慢できないような時は、
タイに逃げ帰るんだと語っていたが、
日本人の青年の愛情につつまれて、
暖かい新婚生活を楽しんでいるのだろうか?
別れ際に、
「日本へのお出でを心よりお待ちしています。
そしてお幸せに!」
と話した。
そしてお幸せに!」
と話した。
(タイの寺院の壁)
その後、もう何年も経過したが、
彼女の消息をボクは知らない。
きっと、元気で幸せに暮らしていらっしゃるだろう。
そう願わずにいられない、
素敵なガイドさんであった。
(2002年11月タイの旅でした。おわり)