楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

フレイル科

2021年08月19日 03時57分58秒 | つれづれなるままに考えること

前回、翻訳の授業の話をした。
「ハムレット」の文中にある一文、
「to be or not to be that is a question」
「生長らうべきか、死すべきか、それが問題だ」

これが、シェクスピアの「ハムレット」の中の坪内逍遥に依る、
名翻訳文であることをご存知の方は、
引っかかってしまう

クイズの問題。

「to be to be ten made to be」を
日本語にして下さい。

「生きることを生きるには、十回生きるまでだ」
なんて意味のわからない翻訳をしてしまいそうです。

だけど英語の勉強などしたことの無い人は、
アルファベットを見て、ローマ字読みするから、

「飛べ 飛べ 天まで飛べ」と、
すぐに答えます。

話が変わります。

同じ「ハムレット」の中の名文、

「Frailty thy name is women.」
「弱きものよ(frailty) 汝の名(thy name)は女なり」に出てくる

「フレイル (frail)」です。
frailtyは「もろい、壊れやすい、弱い」ものを表していますが、
病院にある「フレイル科」と言うのは何でしょう?

内科、外科、泌尿器科、婦人科、産科、循環器科、
などは説明も要りませんが、

フレイル科は何?

案内によれば、
骨や筋肉がもろい、認知機能が壊れる、などの身体機能は、
加齢により起きる、そして介護が必要になる。

フレイル科とは、
要介護にならないための医療、のようです。

ほんの僅かな段差に躓いて転ぶ、骨折する、など起きます。
メガネの置き場所、俳優さんの名前が思い出せない、
今日午後からやるべきこと何だったか?
昨日買ってきた本を、また今日買って来る・・・
大・小便が漏れやすい・・・
数えだしたらまだまだありそうです。

これら加齢により起きる、
加齢により壊れていく体の治療や予防に携わる「科」、

それが「フレイル科」。

ボクも、そろそろこの科へ通って見るべきかもしれない・・・
そんな年令になった。(笑)

笑いごとでは済まされそうもない、
誰にも起きる身近なこと・・・
どうしようと悩んでいる・・・悩んでいるが、
何もしようとしない。

長いことそう考えている所へ、
NHKの朝のラジオで、
認知症を予防するには?
どこかの大学教授が話をした。

1.落花生の甘皮が予防になる。
2.生の胡桃(くるみ)を食べる。
3.チョコレートを食べる。
4.ココナッツオイルをパンと一緒に食べる。
5.つま先立ちして、ドスンとカカトから降りる。
 (脳に刺激を与える)

6.一番良いのが畑で作物を作る。
(家庭菜園が良い。頭を使い、体を動かすからだ。)

寝ぼけた頭で聞いて居たので後は忘れた。

次は自分なりに考えたのが、

6.創作活動(俳句、短歌、詩歌、随筆etc.)をする。
7.ゲーム(知能を使う囲碁、将棋 、トランプゲーム、麻雀etc.)をする。
8.カメラで写真を撮る、編集する。
(写真は被写体の方向、構図、色彩など考えながら撮影する。
撮影した映像を編集し、画像にあったBGMを入れる。)

こんなことが予防になるのかと、考えながら、
糖尿病の予防と共に、脳の活性化に取り組んで、
毎日の散歩に精を出している。

ただいま元気で過ごしている認知症予備軍の皆さん!

そうです、あなたです!

人生100年時代!

どうぞご留意ください!



ボケないで、足腰が強く、
自分で何でもできる、
そんな100歳になりましょう!!





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大学での授業ー訳読

2021年08月17日 04時10分00秒 | つれづれなるままに考えること
先回、「Saint-Exupery」は「サン=テグジュペリ」でなく、
「Saint」の次に「-」が、
次いで「Exupery」が入って居るのだから、
「サンテ=グジュペリ」が正しそうだと話をした。

しかし「Saint-Exupery」を発音して貰うと、
聞こえてくるのは、
「サンテグジュペリ」なのだ。
「t」の後に「e」があるので「テ」に聞こえるだから、
翻訳としては「サン=テグジュペリ」
で正しいということになる。

その後、星の王子さま」で無く、
ボクが探していた本は「幸福な王子」であることが解った。
オスカー・ワイルドの英語の翻訳書を読みながら、
学生時代の昔を思いだしていた。

外国語の翻訳は大変難しく、
原語は勿論のこと、
変換される言葉(日本語)にも詳しく、正しく、
知って居ることが大切である。

学生時代、
英語の「訳読」(=英語を翻訳して読む)の授業が有って、
英語の時間であるが、英語は読むのは教科書だけで、
この時間はすべて日本語の時間であったと、
記憶して居る。

教授は元東大の文学部長で、
55歳で退官後の再教鞭であった。

ボクは大学に入学して最初の授業で、
教室に教授が入って来るなり、
先ず、一人づつ生徒の名前を読み上げて出欠を取り、
次に、英文の教科書を開いて、
「3ページから翻訳してください。」と言って、
「最初の文章から日本語に直していきなさい」と、
まず、アトランダムに一人の男子学生が指名された。

普通なら、初めての授業であるから、
まず教授が自己紹介などして、
自分の教育にかかわる考えなど話をして、
授業本番に入って行くのであるが、
いきなり授業に入って行った。

高校生から、
大学の授業に変わる最初の時間だったので、
学生たちも面食らった。

英語は読むでなく、
初めから日本語に翻訳して行く授業であった。
当てられた学生は、自分のプライドもあって、
知って居る範囲で日本語に訳していく。

当時ボクの印象では、
比較的易しい英文であったように思う。
大学受験をくぐってきた人なら、
多少間違っていても、
日本語へ訳して行けた。

そこで、生徒が翻訳する日本語の、
助詞(て、に、を、は)の使い方が日本語になって居ないと、
教授から酷評される。

そして、
「こんな日本語を使って、あなたが馬鹿なのは、
あなたを育てた親が馬鹿だと言うことですよ」
くらいのことは平気で教授は言った。

高等学校では、こんな授業がある時は、
まず先生が課題の英文を読みあげて、
単語の意味を一つ一つ日本語にして、
そこにある一行の文を日本語に直していくのが普通である。

初めからいきなり英語の文章を日本語に翻訳するなんて、
予期していない生徒がほとんどで、
最初に指名された学生も立ち上がって、
本を見ながら、

「出来ません」と答えた。

次にだれだれ君、誰さん、と五人くらい指名されたが、
誰も予習して来ている人は居なかった。

女子学生にいたっては、
自分の知識の範囲で日本語に直していくが、
最初からしどろもどろで、
例えばの話であるが、

I am a girl.

のような文章でも、
「私は、です、少女 」のような訳になってしまう。

すると教授は、
「それが日本語ですか?
    幼稚園の子供でもこんな話はしませんよ」
と評価する。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
文章は英国人のエッセイスト:ロバート・リンド
(Robert Lynd)のエッセイだったように思う。

こんな状態で120分の時間は過ぎていく。
中には、きちんと予習してきた学生も何人か居たが、
日本語として意味を成しているかの授業で、
翻訳する日本語について、
徹底的に訂正されて行った。

ボクに言わせれば、
英語の授業でなく日本語の授業であった。

話が変わって、自分のことで恐縮ですが、
高校生の時でも、ボクの勉強は、予習が全てで、
授業の時間は復習の時間で、
先生の説明とボクが理解したこととに違いがあると、
手をあげて質問をして、ボクの考えを正していく、
と言う方法であったので、
この授業は難なく切り抜けていた。

翻訳とは、著者の文章に表現された意図を、
如何に解りやすく日本語にして行くか、
に尽きると思った。

そこで思いだすのが坪内逍遥が訳したシェエクスピアである。









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終活のアルバム処分ータイの旅 1 

2021年08月14日 04時06分14秒 | つれづれなるままに考えること
(タイ)

(アユタヤの遺跡)

ツアーとはいえ、添乗員もなしの夫婦二人だけで
外国に行くには、それなりに覚悟がいる。
2002年11月の事である。

今までは旅行社の添乗員が一緒であったから、
お金と着替えがあれば、
海外旅行は、何も心配することなく、
添乗員について回れば事足りた。
今回は、ぼく達二人だけの旅行。
ホテルと乗り物、現地案内人は予約済の旅行。

まず、言葉の問題がある。
ついで心配なのは、旅が常に予定通り進行するかどうかである。
1.ホテルは間違いなく確保できているか。
2.航空機が予定通り到着すればよし、到着しなかった場合、
出迎えの現地案人と上手くコンタクトが取れるか。
3.出迎え人がいないときは、地理も言葉もわからないのに
どうやってホテルに行くのか。
4.タクシーに乗るにしても、どこでタクシーが拾えるか。
5.現地通貨と空港で両替ができるか。 

などなど。

成田空港で搭乗口が変更になっているのも知らずに、
出発時刻10分前に搭乗口に着いたら、
行き先も違えば航空会社も違う搭乗口になっていた。
あわてて出発時刻表を見ると、
ボクが載る飛行機は、
別棟の搭乗口に変更になっている。

飛行場は、通常の場合、搭乗口に進んだ後、
飛行機に乗ってお客様は外国に旅立つ。
したがって、搭乗口に向かう案内は懇切丁寧で判りやすいが、
別棟に戻るには、逆行することになるから、
案内は皆無といってよい。

逆行する人たちというのは、
空港内で働く人たちがほとんどで、
ボクたちのように搭乗口が変更になって、
戻る人ぐらいしかいない。

空港内に働く人たちは旅行客と比べれば圧倒的に人数が少ないし、
空港内を良く知っているから、
戻るための案内なんかいらない。

海外旅行を始めて間もないぼく達夫婦が、
出口を一所懸命探したが見つからず、
やむなく案内嬢のお世話になると、

指差して
「あそこのドアーの向こうの階段を上がって、
突き当りを右へ、
指差されたそのドアーを出ると通路になっている」という。
「戻り口」なんて案内があるはずも無い。

逆行するときはエスカレーターも無く、
しかも登り階段である。
やっとの思いで、変更になった搭乗口に着くと、
出発時刻間際なのに、
狭い場所に乗客があふれている。
何のことは無い飛行機の出発が遅れているのだ。

旅行社との約束では、
「旅行社の予定に変更など、
旅行中不具合があったらすぐ連絡してください」
ということになっていたので、
航空機の出発時刻と搭乗口が変更になったので
電話をすることにした。

電話に出た旅行社のお兄さんいわく、
「それくらいの変更は連絡いただかなくても結構です」と。

ボクが短気なのは天下一品で、
プラスとマイナスの電線をつなぎ合わせると
火花が飛ぶほどの速さである。

相手の応答も悪いが、
悪戦苦闘して変更になった搭乗口に着いた直後で、
ボクの腹の虫の居所が悪かったのが重なって、
「今は20分の遅れであるが、
これが2時間だったらどうなんだ!
到着時間は遅れ、到着先で待っている現地係員だって
待っているかどうか判らないだろう!」
怒鳴りつけてしまった。

いい歳をして、
後で「しまった、もう少し穏やかに話すのだった」
と後悔したがすでに遅し、
いつもの事ながらカミサンに笑われてしまった。

当然のことで到着時間は大幅に遅れ、
現地案内人の方は待ちくたびれた様子であった。
仕事とはいえ現地ガイドさんも災難である。

災難はさらに続く。
その日の夕食は、
本場のトムヤンクンをいただく予定になっていた。
夕食を飛行機の中でたらふく食べてしまった後であったので、
トムヤンクンなぞどうでも良かったが、
これがツアーの悪いところで、
約束の予定を現地の方は確実に消化しなければならない。
もし消化しておかないと、
この後仕事が来なくなる。

ところが飛行機の遅れで、
レストランは店じまいのところが多く、
やっと見つけたレストランでいただいた
世界三大スープのトムヤンクンは、
美味しかったが、
ボクたちにとって世界最低のスープに感じられた。

翌朝、約70キロも自動車を走らせて、
アユタヤ遺跡についた。
この遺跡は、お釈迦様のお墓であるという。
エジプトのピラミッドには及ばないが、
それでも二百人は埋葬できるのではないかと思われる、
小山ほどの大きさのお墓であった。

夕陽が沈むアユタヤの遺跡は、
黄金に輝き荘厳な美しさで、
息を呑んだ。

(*)世界三大スープとは、
トムヤンクン(タイ)、ブイヤベース(フランス)、ふかひれスープ(中国)


(タイ旅行のアルバムはつづく)


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幸福な王子

2021年08月12日 04時07分30秒 | つれづれなるままに考えること
先回、「Saint-Exupery」は「サン=テグジュペリ」でなく、
「Saint」の次に「-」(ハイフン)があり、
次いで「Exupery」が入って居るのだから、
「サン=エグジュペリ」が正しそうだと話をした。

しかし「Saint-Exupery」を発音して貰うと、
聞こえてくるのは、
「サンテグジュペリ」なのだ。
母音の前の「t」は発音するから「サンテグジュペリ」、
だから翻訳としては「サン=テグジュペリ」
で正しいということになる。

作者の話で、話が反れてしまったが、
この「星の王子さま」の話は、
星から流れ着いた王子さまの体験談のようなもので、
ボクが想って居た、
「銅像の王子さまの目にはめ込まれた宝石をツバメに渡す」
と言う物語では無かった。

そこでよくよく調べたら、ボクが考えて居た物語は、
イギリスの作家オスカーワイルドの
「幸福な王子」の話であることが解った。
しかも、銅像では無く、
全身が黄金で飾られた王子さまの彫像で、
目にはサファイアの宝石が、
手にある剣にはルビーがはめ込まれて居た。


この彫像が「幸福な王子」像であった。
そこに南へ回帰するツバメが一羽、
群れから外れて、
この彫像の足元に休息に訪れた話であった。

王子様は高い場所にあって、
町中を見下すことが出来た。
ツバメが足元に来て休んだので、
ツバメに頼んで、街の不幸な人を見付けると、
ツバメに頼んで、目玉のサファイアの宝石をその人にやってくれ、
剣のルビーは、困っている若者に、
少女には身体にある黄金の一片を、などなど・・・

南方へ帰るツバメの予定を一日のばし二日のばしして、
王子さまが身に着けている黄金もなくなって、
寒さが身に染みるようになり、
いよいよツバメが明日には南へ旅立つ最後の夜は、
寒さで冷え込み、
朝になるとツバメは王子さまの足元で、
亡くなって居るのが見つかった。

王子さまの彫像も、目玉のサファイアも無くなり、
ルビーも体一面に施されて居た黄金もなく、
みすぼらしい彫像になってしまった。

話はまだ続くのですが、
この名作は、我が身を犠牲にしてまでも、
他人を援けるキリスト教の博愛の精神が
描かれているように思える。

詳しくはオスカー・ワイルドの「幸福な王子」を
ご覧ください。

断片的にしか、一部分だけしか思いだせなかった、
「幸福な王子」を読むことが出来て、
気持ちがすっきりした。






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星の王子さま

2021年08月10日 03時56分57秒 | つれづれなるままに考えること
銅像の王子さまが眼球の宝石を
ツバメにあげる物語を読んでみたいと思って、
図書館に行った。

子供が絵本で読む本で、
ボクの様な80過ぎの爺さんが読む本ではないはず。

でも、作者が耳慣れない名前だったので妙に覚えていて、
図書館のコンピューターで検索した。
作者の名前は、サン・テグジュペリと入力したら、
物語の題名「星の王子さま」がヒットした。


本を借りて、読み始めて、
少し不審を覚えた。

題名の「星の王子さま」であるが、
表紙には、別の行に「Le petite prince」とある。
作者はフランス人と聞き及んでいたので、
フランス語で読めば「ル・プチ・プラン」、
ボクの乏しいフランス語の知識からだと、
日本語に直訳すれば「小さな王子さま」なんだけれど、
訳すなら「可愛い王子さま」
くらいが良いだろうと最初は思った。

読んでいくうちに「星から来た王子さま」の話だと言うことが解って、
「星の王子さま」の題名をつけた翻訳者の見事な日本語訳に感心した。

所が、念のためと思い、ネットの仏語翻訳で、
「Le petite prince」で日本語に翻訳すると、
なんと「星の王子さま」と出て来たではないか、
これには驚いた。

「Le petite」まで入力すると「小さな子」と翻訳されるのに、
「Le petite prince」は「小さな王子さま」なら解るのだが、
「星の王子さま」に翻訳される。

「Le petite prince」は日本人にとって、
固有名詞の「星の王子さま」になって居るのだ。

そしてもう一つ、作者の名前だ。
表紙にフランス語で「Antoine de Saint-Exupery」とあり、
その下に「サン=テグジュペリ」と書いてある。

ボクが聞いた発音は「アントワーヌ ド サンテグジュプリ」に聞こえる。
フランス語ではSaintの「t」は、口の中で発音の形はとるが、
音は聞こえない。

しかし、「t」に続く音が母音(*)であると「t」の発音が聞こえる。
(*)母音はア・エ・イ・オ・ウの音

解りやすいのが「Mont Blanc」=モンブランで、
あるいは有名な観光地モンサンミシェル=Mont Saint-Michelで
いずれも「t」は口の中で「t」の発音の形はとっているが聞こえない。

これが「t」の後に母音「e」が続くと、
「Saint-Exupery」は「サンテグジュプリ」のように「テ」と発音される。

つまり「t」の後に「i」が続くと「ティ」に聞こえ、
「t」の後に「e」が続くと「テ」に聞こえる。

良く似た話にある、
英語の「Hot」の「h」の発音と似て居る。
英語の「h」の発音は、寒い日に窓ガラスの汚れに気が付いて、
汚れを落とそうと、「ハー」と息を吹きかけて、窓を拭くが、
その時の口の形が「h」の発音である、音は出ない。

インド旅行をした時、衛生上の問題で水道から出ている水でも、
「水は決して飲んではいけません、お湯が冷めたのは大丈夫です」と、
口酸っぱく教えられていた。
朝食の時、今日一日の水を水筒に入れて置きたいツアー客が続出した。
ボクはさっさと水筒にお湯を貰ったが、
他の人達は「Hot water」とウエイターに言っても通じない。

ある人がボクに聞きに来た。
「お湯が欲しいの「お湯は」英語で「Hot water」
(ホットウオーター)で合って居ますよね」と。
それで上記の「h」の発音について話をした。
その発音方法で話が通じたと見えて、
水筒にお湯を貰ったとのこと。
(「h」の発音については「発音」の欄を見てね)

本題に戻る。
「Saint」はフランス語では口の中で「t」の形はとるが、
発音は聞こえない。

但し、この「t」の後に母音が続く時は「t」が発音して聞こえる。
つまり「Saint-Exupery」は「サンテ グジュペリ→サンテグジュペリ」
に聞こえるのだ。
これを「サン=テグジュペリ」と表記するのは少し怪しくて、
「サンテ=エグジュペリ」=「聖エグジュペリ」の表記が正しそうだ。

フランスの有名な観光地「モンサンミシェル」がある。
フランス語では「Mont Saint-Michel」なのだ。
「モンサンミシェル」を日本語に翻訳するならば、
「聖ミシエルの山」または「聖ミカエルの山」や
「セント・マイケルの山」が正しそうだ。

外国語と日本語の翻訳は元をたどって行くと面白い。

作者の名前で、話が反れてしまった。
ボクの読みたい本は、
銅像の王子さまが眼球の宝石を
ツバメにあげる物語の本だ。

つづく





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