あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

8月18日 Porters

2023-08-19 | 最新雪情報
7月は雪不足で散々だったが8月に入り冬本来の姿となったニュージーランドのスキー事情である。
数日前にも10cmぐらいの雪が降り、パウダージャンキーが食い残した新雪があちこちに残っている。
日当たりの良い斜面は溶けて凍ってを繰り返すが、反対斜面は雪が良い状態のままで残る。
この日は学校が休みの所が多く、子供と家族連れが多かった。
仕事で行ったのだが、お客さんは昔コロネットピークでバスドライバーをしていた爺ちゃん。
同じ時に僕もそこで青春時代を過ごしたので、昔話に花が咲いた。


無風快晴、雪は上々。スキー場に子供達の喜びの声が響く。


初心者がスキーを習うのにも、雪質は良い方が上達も早い。


この前日はマウントクックへ行き快晴だったが、今日もいい天気である。だが遠くから雲がわき始め天気は下り坂だ。


クライストチャーチ方面も快晴


娘のミユキが仕事休みだったので一緒に滑った。友達サムの子供ワタルの面倒をみるミユキ。それにしても派手なスキーウェアーだなあ。

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8月15日 Mt.Lyford

2023-08-16 | 最新雪情報
毎年1回はライフォルドを訪れる機会がある。
クライストチャーチからちょっと遠いので、日帰りスキーをするにはちょっとしんどい。
コースも上級コースは少なく、どちらかといえば中級向けのスキー場でガンガン滑る人には物足りない。
だがこの山にはこの山の良さがあり、僕が好きな山の一つである。
それは地形であり土地の場所であり、地域社会の中の存在であり、人であり犬である。
クラブフィールドとは違い、形態は会社なのだが家族経営のスキー場でオーナーの人間性がスキー場に現れている。
オーナー親子とは顔馴染みで、行けば挨拶を交わす仲なので良くわかるが、一口に言えば典型的な田舎のキウィのおじさんだ。
自分で出来る事はなんでも自分でやるという、開拓者精神の塊のような行動力で作り上げたスキー場とも言えよう。
ある意味、時代の波から取り残されたような、古き良きニュージーランドという雰囲気のスキー場である。
この日のお客さんは地元の高校生。
ほとんどの子供の家庭は牧場か農場だろう。
その証拠にほとんどの子供が黒いガンブーツ(長靴)を履いてやってきた。
観光地とは程遠い、ニュージーランドの素顔に浸ったような1日だった。
こういう仕事も素敵だな。


牧場の生活が犬とは切り離せないように、このスキー場も犬無しでは語れない。犬たちもスキー場スタッフの一員なのだ。


フルヌイカレッジのあるハワードンには初めて来た。想像以上に何も無い街だった。


7月に予定していたスキー授業が雪不足で延期となり、今回の運びとなった。みんな楽しそうだ。


小屋の中にはトラクターのエンジンがあり、それでロープトーを回す。


ロープトーに乗って山頂へ。


山頂からは太平洋が一望できる。ニュージーランドにあるスキー場では一番海に近い山だ。海岸まで直線距離で20キロ。


犬の名前はステラ。この椅子がステラの指定席だ。子供達が来て次々に頭を撫でる。犬も子供も幸せそうだ。


去年来た時から新しいロープトー小屋ができていた。聞くと今までポマーリフトに使っていたモーターをこっちで使うようにしたとのこと。


荷重がかかる場所にはアーチ型のトラス式支柱。こういうタイプの支柱も今ではほとんど見ないな。


オーナーは麓からお客さんの送迎もする。4WDハイエースにこのチェーンを4つ装着。無敵だな。


1日の終わりにみんなで記念撮影。こういう出会いも一期一会。




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8月12日 Broken River

2023-08-14 | 最新雪情報
久しぶりの休みだったが、雪が良くて天気が良いとなれば山に行く。
娘のミユキの仕事が休みということもあり、父娘でブロークンリバーへ出かけた。
土曜日、快晴、雪も良いとあって、かなりの賑わいをみせた。
雪質はクレーギーバーン同様、良い状態で裏のアランズベイスンでもパウダーが残っていた。
必然的に娘に山の地形や雪のことを教えることとなる。
娘はこの山で育ったようなものだが、しばらく山から遠ざかっていた。
そして再びこの山に戻ってきて、娘なりに感じることもあるであろう。
親バカな親父としては嬉しくないわけがない。
ただバカ親とならぬよう、子供の生き方に関して必要以上に口を出さぬように気を付けるのである。


アランズベイスンを下から見上げる。・


メイントー乗り場。


リッジトーの滑車の交換。


全部オープン。


リッジトーの山頂。


朝のアクセストー乗り場。


ダブルボール。雪が降ってから二日経つがまだまだパウダーが残っている。


今日のランチは焼きおにぎりとハンバーグ、ビールのおつまみにベーコンも焼いちゃう。


帰りは大きくトラバースして、踏まれていない斜面を滑って下る。


最後は川を渡って山道に戻る。





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8月11日 Craigieburn

2023-08-12 | 最新雪情報
アメリカからのお客さんを連れて今シーズン初のクレーギーバーン。
アメリカのスキー場でスキーパトロールをしている5人組である。
彼らはクレーギーバーンからブロークンリバー、さらにチーズマンまで尾根伝いに移動する。
本当はその先のオリンパスまで行きたかったが宿が取れなかったそうだ。
先日の降雪そのままパウダーバーンがあちこちに残っている。
これぞクラブフィールドの醍醐味。
雪質もベースの硬さも良好。
遅れてやってきた冬はまだまだ続く。


初めてのロープトーでワクワクドキドキ


一番下からは上の様子が見えないので、あの上はどうなっているんだろうとこれまたワクワク


こちらのスキー場は境界線のロープはない。立て看板が一つあるだけだ。


降雪から1日経ったけどまだまだパウダーは残っている。


広大なミドルベイスンもオープン


一番上のロープトー乗り場。


お昼時のロッジはひたすらにのどかだ。


奥へ行けばまだまだパウダー。滑っても滑ってもパウダー。


名物の森コース。夏の間に造成をして幅が広くなり滑りやすくなった。


ロッジの壁には懐かしいスキーが貼り付けてあった。


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8月10日 Mt.Hutt

2023-08-11 | 最新雪情報
今回の嵐は、あっという間に来てあっという間に過ぎ去った。
まるで駆け足のごとく、山に雪を降らせて去っていった。
マウントハットでは20〜30cmぐらいの新雪。
気温も下がり雪はそれなりに良いのだが、いかにせんベースが硬い。
ツルツルのアイスバーンの上に新雪である。
雪が硬いとかいう話ではなく、エッジが全く立たない完全な氷なのでトラバースをしようとしても滑落してしまう。
吹き溜まりのところは気持ち良く滑れるが、そこからトラバースができない。
オフピステはそんな状況である。
それでもトップアップ30cmは嬉しい。
遅いスタートのシーズンだったがここへ来ていつもの冬の姿になってきた。


新雪は30cmぐらいはあるかな。


そして一発目をいただきました。ご馳走様。


トリプル付近も綺麗な新雪。


お昼頃、残っているのはあそこかな。


とりあえずトラバースで一番奥へ。そしてドロップイン。


この景色を見ながらゆっくり滑るのもよし。

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8月7日 Porters

2023-08-09 | 最新雪情報
雪が降り、どのスキー場も上から下まで滑れるようになった。
だが全面オープンというわけではない。
オフピステはガチガチに凍りつき、日陰の斜面はとても滑れる状態ではないのでクローズ。
日当たりの良いビッグママは、お昼頃になり雪が緩むとオープンとなる。
普段なら日陰の斜面は雪が良い状態が続くのだが、雨が降ったりして凍りつくとアイスバーンの状態がいつまでも続く。
この後に数センチの降雪があり、さらにこれからも雪が降る予報なので、期待が膨らむ。
雪がない時には雪が降らないかと望み、雪が降った後でも雪が降らないかと望む。
スキーヤーとはつくづく貪欲な存在である。


今年もこの場所に戻って来れた。全ての物事に感謝である。


スキーパトロールがバケツを持って巡回しながら小石を拾う。


オフピステはガチガチ。こういう時に圧雪車の存在はありがたい。


マウントハット、ラカイア川、カンタベリー平野、そして太平洋。


知り合いが下から上がってきたので挨拶を交わす。

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8月3日 Broken River

2023-08-05 | 最新雪情報
シーズン2回目の嵐が去った。
前回のまとまった降雪でベースがほぼ出来上がった上への30cmほどのパウダーである。
嬉しくないわけがない。
ちょうど仕事も休みだったので、いそいそとブロークンリバーへ出かけた。
去年までは倒木でレールが歪んだトラムも復活。
こうなると日帰りスキーも楽になる。
今年はお客さんも多くなることだろう。
普段の冬の天候サイクルだと1週間ごとに高気圧と低気圧が入れ替わり、週に1回ぐらいは雪が降る。
今回のストームでどのスキー場も全面オープンできる状態となった。
8月、一番忙しい時期に間に合って良かった、というのが本音である。


雪の質、量ともに満足の仕上がり。


この日は裏のバックボールは開かなかったが、パトロールが着々とオープン準備をしていた。


ロッジの辺りも雪がたっぷり。本来の冬の姿だ。


みんながロープトーを使って滑る中で黙々と一番下から歩いて登る人もいた。


帰りは滑って駐車場まで。


森の中に吸い込まれていく感じが好きだ。
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7月27日 Porters

2023-07-28 | 最新雪情報
待ちに待った雪が降った。
いつもの事ながら雪が降らないというのは嫌なニュースである。
スキー場で働く人や近隣の宿やドライバーなど、直接的に収入が減る。
そしてシーズン券を持っている人も、宝の持ち腐れでなんだかなぁという気分になる。
スキーをしない人には雪はない方が生活が楽だが、スキーヤーやスノーボーダーには人生を左右するぐらいに大切なものだ。
気候変動を肌で感じる人種と言っても過言ではない。
雪不足のモヤモヤを吹っ飛ばすような大雪でスキー場も上までオープン。
遅ればせながらスキーシーズンが始まった。


空は限りなく碧く、雪はひたすらに白い。


山頂は風が強かったんだろうなあ。


娘は今シーズンはリフト係として働いている。


娘のお昼休みに1本一緒に滑った。


雨が降りガチガチに凍ったバーン。


圧雪バーンは快適なのだ

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7月7日 Mt.Hutt

2023-07-10 | 最新雪情報
今年も冬が来た。
お隣オーストラリアや北島ルアペフでは雪が降ったという話を聞いたが、カンタベリーは今年は出足が遅いようだ。
まあ今までもこういう事はあったし、逆にこっちは大雪で向こうが降らない年もあった。
そういうものだろう。
ハットは雪が少ないながらもオープンをしているので、兄弟子オトシ、弟弟子トモヤ、娘の深雪と一緒に行ってきた。
オフピステは滑れる状態ではないので、1回歩いて登ってゆっくり滑って降りるという、山スキーのような気分である。
雪山を移動する手段として考えるとスキー以上の物はない。
歩いて行動するよりはるかに速くて安全だ。
それにハットの登りは景色の良いところを歩くので、とても良いコースだと思う。
若くて体力を使いたくてウズウズしているトモヤを先に行かせて、残りの3人でゆっくりと登る。
娘の深雪は今年からポーターズでリフト係をするが、ポーターズは雪が少なくて全面オープン出来ず休みの日が多い。
こういう形で娘に山のことを教えるようになるとは思わなかったな。
冬はまだはじまったばかりである。


深雪が白馬で働いた時にオトシには世話になった。
それがこうやって一緒に歩いて登っている事に運命を感じる。


チェアリフトって速いなあ。


トモヤの滑りをはじめて見た。スキー技術に関して僕が教える事は何もない。


そしてヤツはシーズン一発目でニュージーランドの洗礼を受けた。
このスキー板も以前オトシの店で扱った物だという事で、これまた運命のような物だろう。


尾根を歩く道は日当たりも景色も気分も良い。
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マウントクック ヘリスキー タイという男。

2022-10-16 | 最新雪情報
僕には弟子が何人かいる。
ただし芸能や匠の世界の弟子と師匠の関係ではないし、自分のことを師匠などと呼ばれたいわけでは全くない。
言葉を変えれば、兄貴分と弟分、人生の先輩と後輩、そんな間柄か。
弟子などと言うと、師匠との上下関係がつきものだが僕の考えでは上下ではなく方向性が合致しているかだ。
弟子達に教えることは、物の考え方とか人としての生き様であり、何かの技術を伝えるというものでもない。
相談があれば聞いてあげるが、最終的には「自分がやるべきことをやりなさい」というとことん抽象的なアドバイスしかしない。
唯一具体的な教えは「親より先に死ぬな。順番は守れ」である。
そういった上で、互いに信頼関係で結ばれていて、何かのおりには旧交を暖める。
日本にもニュージーランドでもそういった人が何人かいるが、皆自分がやるべきことを淡々とやっている。
そのうちの一人がタイである。
タイとの出会いは20年近く前になるか。
クラブスキー場へのガイド会社を立ち上げたばかりの僕に、弟子入りを望んできたのが奴だった。
その時の僕は自分の生活で精一杯で、とてもそんな余裕が無かったので当時の相方のJCに託した。
奴が日本で数年の経験を経てニュージーランドに戻って来てから多少の面倒を見たものの、これといって具体的に何かを教えたわけではない。
奴は奴でブロークンリバーでシーズンを過ごし、フランツジョセフやマウントクックで技術を磨いた。
山の知識でもスキーの技術でも体力でもあっという間に追い越され、年齢という絶対に追い越されない点だけでかろうじて優位を保っている。
以来ズブズブというのか、なあなあというのか、ぬるま湯に浸るようにというか、とにかく奴との関係が続く。
そんなタイがガイドを務めるマウントクックのヘリスキーへ行ってきた。
以前から誘われてはいたものの何かと忙しかったりでタイミングが合わなかったがやっとその時が来た。

ヘリスキーはクィーンズタウンでもメスベンでもやったことはあるが、マウントクックがベストだと思う。
なんと言っても地形がすごい。
二つの海底プレートがせり上がって断層になり、それが捻れて隆起した山脈が氷河で削られた。
ヘリコプターでその上を飛んでいる時に心に浮かんだ言葉は『迷宮』
迷路という言葉が最初に出たのだが、それを打ち消すように迷宮という言葉が強く心に響いた。
迷路は平面を真上から見た二次元的なイメージが自分にあるのだが、目の前の景色はそそり立つ崖が複雑に絡み合い、より立体的である。
遊覧飛行でも何回か飛んだことがあるが、それはあくまで遠い視点から眺めるものであり、人間の存在がその地形に合致しない。
神の視点で山を見ているような気がするのだ。
だがヘリスキーの場合は、もっと山の近くを飛び、そのうちの一つの山頂もしくは尾根の上に降り立つ。
そこに立った瞬間に否応なしに自分の存在と地形を合致させなければならず、神の視点から一気に人間の視点に移行させられる。
人間の視点とは個々の存在を含んだものであり、自然の中での人間の無力感や一歩間違った行動を起こせばすぐに死に繋がる脆さをも含む。
山の上では個人の社会的地位や財産の有無と言った人間界での権威は一切意味を持たず、適した行動をするという状況判断だけが要求される。
そこで必要なのが山岳ガイドなのだ。
ヘリが飛行中はのんきに写真や動画を撮るのだが、狭い尾根の上に着きヘリから降りてから、ローターが巻き起こす強風に体を縮めやり過ごす。
ガイドのタイが全員のスキーを下ろし、荷物用のカゴやヘリのドアなどチッチッチと指差し確認をして、ヘリのパイロットにOKのサインを出す。
目の前のヘリがゆっくりと浮上して、あっという間に谷底の方向へ飛んでいくと、そこはただひたすらに静寂な世界だ。
神々の領域へいとも簡単に踏み込んだ感覚さえもある。
そこからは人間の楽しみ、スキーの世界である。
新雪は10cmぐらいだろうか、滑っていくと途中から雪質が変わり春の雪となる。
いずれにせよ人が踏んでいない所を滑るのは気持ちが良いものであり、複雑な地形の中でスキーを楽しんだ。

この日のスキーは終始、タイの仕事ぶりを見るような1日でもあった。
朝、集合してからの流れ、ヘリコプターのパイロットとのコミュニケーション、お客さんの技術に合わせた斜面の判断、天候の読み。
お客さんへの山の説明、ジョークを混じえたエンターテイメント、他のグループも含んだツアー全体の流れ、面倒臭そうな都会の金持ちへの対応まで。
雪山という人間の生活空間とは掛け離れた場所を仕事場にするのは、体力的にも精神的にも強くなければやっていけない。
すごい仕事だなぁと思ったし、立派なガイドになったなぁとも思った。
特にヘリの乗り降りの際の、指差し確認は時間にすれば1秒にも満たないものだが非常に好感を持てた。
一事が万事という言葉がある通り、そういう所の所作が大切なのだろう。
それをお客さんは見ていて、それがガイドへの信頼感に繋がる。
人間同士の関係というのは信頼と利害関係で成り立っている。
この人とは信頼が90%で利害が10%だけど、この人とは逆に利害が90%で信頼は10%、というようにそれぞれが無意識に関係を作っている。
利害関係とは利害が一致すれば強く固まるが、そうでなければバラバラになる。
一番わかりやすいのは、共通の敵がいればこちら側はくっ付く、イジメなどもこの構造だろう。
信頼とはそれとは性質が違うものでとにかく信用がベースにあるが、その割合は人それぞれだろうし常に流動的に動いているものでもある。
そしてまた信頼とは時間が作るものでもある。
長い付き合いの間に、こちらも向こうを見るし向こうもこちらを見る。
そういった上で、人間相互の関係ができる。
長い時間をかけて作った信頼関係とは強い絆でもある。
若造の頃から知っているだけに、立派なガイドに成長したタイを見て、かける言葉は一つである。
「その調子でどんどんやりなさい。」


こんな景色をバックにヘリを待つ。ガイドのタイは他所のグループの面倒を見たり何かと忙しそうだ。


そして本日の一本目。神々の領域で遊ばせてもらう。


タイが先頭を滑り、自分は他のお客さんの様子を見ながらテールガイドのつもりで最後に滑った。


今日の雲の動きは早く、その場での状況判断が要求される。


NZ最高峰マウントクックと二番目のマウントタスマンをこの角度で’見たのは初めてだ。


本日のというか今年の快心の一本。気持ち良かったぞ。


タイが滑っている所を撮ってくれた。なかなか自分が滑っているのを見る機会はない。


いやあそれなりにカッコいいじゃん。


お昼はこんな所で和気あいあい。


やるじゃん、オレ。まだまだいけるかなぁ。

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