王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

築地市場 地下水 ベンゼン基準値超え 79倍!!

2017-01-17 10:32:15 | 環境
14日都が豊洲市場で実施した地下水のモニタリング最終9回目の調査では最大で環境基準値の79倍に当たる有害物質のベンゼンと、検出されていけないシアンが計数十カ所で検出されました。

座長の(何の座長か分かりませんが)平田氏は「ここの地下水は飲用にしないので健康に影響しない」と論理的?なコメントをしています。
一方環境問題の大学の先生は「人が暮らすのに望ましいのが環境基準だからそれを上回る数値の場所に食品の市場が有ることは適切かどうかだ」とこれまた最もなコメントです。

もともと小池都知事が昨年夏誕生しなければ同11月には「しゃんしゃんしゃん」とめでたく豊洲に移転が済んでいました。
小池都知事が9回目のモニタリングの結果を待つと決めてその結果が出たのですから「結果はアウト!」ですよ。

豊洲移転には3000億円くらいの見積もりが「4000億円超え」の費用が見積もられていますがことここに至ったら「豊洲移転を止める」という選択しを提示すべきです。ざっと4000億円プラス移転を準備した業者の損害賠償等を考える段階でしょうね。

もちろん盛り土もない加えて有害物質のでる豊洲に手を加え移るとの選択肢も残ります。
両案のプロコン(損得)を外部の有識者だけでなく部下の都庁の役人も含めて「両案の工程表」を出さないといけません。
豊洲の施設は丸損になるわけでなく「食品市場」でなければ使い道はまだあります。それと都は五輪施設に400億円500億円など巨額の施設を作る財力が有るのですから「移転案を元から考え直す余力はある」と見ています。
まあ小池都知事ももう前任者の悪口を言ってれば済んだ時期は過ぎました。
もっとも都議会の勢力図を塗り替えたいとの様子が見え見えですから「大胆な損切り」提言は難しいだろうと思いがね。
更生に芳名を残せるか前任者と同様にお笑いのネタで終わるか政治手腕が問われる状況になってきました。
都民のために頑張ってください。


写真:豊洲市場

毎日新聞:
◇検出されてはいけないシアンも 数十カ所で

 東京都の築地市場(中央区)移転問題で、都が豊洲市場(江東区)で実施した地下水モニタリングの最終9回目の調査(暫定値)で、最大で環境基準値の79倍に当たる有害物質のベンゼンと、検出されてはいけないシアンが計数十カ所で検出された。14日午後に始まった外部有識者の専門家会議で報告された。小池百合子知事は最終結果を踏まえて夏にも移転の可否判断をするとしており、難しい判断を迫られそうだ。

 検出箇所が前回(8回目)の3カ所から大幅に増えたことなどについて、関係者から「考えられない」との指摘も上がっており、都は、この日の専門家会議の検証を踏まえ、調査方法の確認も含め、さらに再調査するとみられる。

 地下水モニタリングは都が2014年から豊洲市場の観測井戸計201カ所で実施。8回目の調査で初めて、基準値の1.1〜1.4倍のベンゼンと1.9倍のヒ素が、青果棟のある5街区で検出された。座長の平田健正・放送大和歌山学習センター所長は「ここの地下水は飲用にしないため、健康に影響しない」とした上で、「今後の推移を見守るべきだ」との見解を示していた。

 都関係者によると、最終調査では5街区以外でも基準値を超えて検出された。

 小池知事は、昨年11月の予定だった移転時期を延期すると表明した際、地下水モニタリングの最終結果を見届けることを大きな理由に挙げていた。今月12日に築地市場を視察した際には、移転の可否判断について「生鮮食品を扱うので安全・安心が優先。科学的なデータを踏まえた上で冷静に判断していきたい」と述べた。【川畑さおり】
(引用終わり)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする