今朝TVで「サンモニ」を見ていたら冒頭「岸田首相とバイデン大統領が会見した話題があリ「岸田首相はバイデン大統領が玄関先まで迎えに来てくれて大歓迎された」と大喜びだったと報じました。
昨年の12月頃から、防衛費の増額、単、中距離ミサイルの装備と敵地攻撃そして安保3文書の改訂と閣議決定等次々に国会で議論されなければならないような事が打ち出され、日米2+2が終わったのに合わせる様に岸田首相のワシントンにバイデン大統領を訪問し「日本が対中包囲網を強化する事に武器も経済も注ぎ込む」と告げるのなら、玄関先に出迎える位の外交儀礼サービスは当たり前かもしれません。
今年のG7広島サミットの下ならしとの話もありましたが、ドイツのショルツ首相とは会っていません。素人考えですが「憲法9条第3項ー自衛権の放棄」を事実上無視する様な国民的合意が出来ているなら「もうじき1年になるロシアのウクライナ侵攻」を機に国民が「戦争放棄」なんて夢を見ている時代でない! と夢から覚めて「現実に目覚めた」と思えるでしょうか?そう考えるほど日本人が考えを変えた訳でもないように思っています。そして「先制攻撃をしない(専守防衛)との妥協案を表現するため、どの時点で敵(相手)の攻撃の着手が有るのか? その微妙な点が判りません」従って、10年以上前には海上保安庁の巡視船が領海侵犯して逃げる漁船を停止させるのに”正当発射、正当発射!” と何度もマイクで叫んでから発砲する様な体たらくで有ったり、巡視船が漁船に体当たりされる様ななめられた反撃を許してきています。自衛隊の艦船や航空機が相手に反撃するにはもっとややこしい配慮が必要の様です。「専守防衛」と「正当発射」の間を結ぶ Rules of Engagement(交戦規程)を改めて(米軍との積極的な連帯行動を考えるなら)米軍に近い規定に改めないと優れた武器を持っていても、すぐに使えない事になります。少なくとも国会議員には説明し、どの様に敵(相手)に反撃するのか判りやすく説明して欲しいものです。
写真:14日ワシントンでの記者会見に臨む岸田首相
共同通信:
【ワシントン共同】岸田文雄首相は14日(日本時間15日)、訪問先の米ワシントンで記者会見し、防衛費増額に伴う増税に関し「野党との活発な国会論戦を通じ、国民への説明を徹底したい」と述べた。他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)保有や防衛費増額を巡り「バイデン米大統領から全面的な支持が表明された」と誇示した。
首相は14日、欧米歴訪を終え、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地を政府専用機で出発し、帰国の途に就いた。
首相は会見で、韓国政府による元徴用工訴訟問題の解決案公表を受け、日韓の外交当局の努力を継続し意思疎通を図ると説明した。
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