王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中国人客の〝復活〟は 旅館は「期待していない」、百貨店も慎重

2023-01-09 09:48:16 | 中国関連
中国が国内向けに「清零政策-コロナ患者0政策」を改めた先月上旬以降は、日本の観光地、旅館や免税店などは「中国人の爆買い」が戻ることを期待して大いに沸きました。しかし、その後「政策の変更」と言っても「積極的に患者を抑制するより放任に近い」様で、爆発的に患者が増え、陽性患者が大都市では人口の「7割8割が新型コロナウイルスが陽性」との情報も出て、日本政府も「水際対策を強化」することになりました。この時点では観光地、旅館、や免税店ではがっかりの声が聞こえました。8日からは中国からの入国者に「陽性の場合は7日間の隔離」まで決めたようです。さぞかし関係業界の失望の度合いは大きいかと思いました。
しかし、8日の孤の産経新聞の記事によれば関係業界は「先が読みにくくなった中国からの観光客」については過度の期待をしなくなっている様で、何よりです。中国からの需要に過度に期待せず、その他の国からの観光客を着実に受け入れるのも、新しいやり方かもしれません。昨日TVの番組でたまたま見ましたが、外人客に日本文化を体験してもらうとの企画で(多分)、東京の高級すし店が上客向けに「英語で寿司ネタを解説しながら、最後に寿司を握るのを体験させる」のが大うけ、岐阜の関市では刀鍛冶が観光客に「向こう槌を打たせる」企画が大うけの場面を流していました。一度経験した客が人に話したり、勧めたりする企画は長い目で見て必要なのでしょう!
SNSで秘境を捜し日本人も余り来ない冬の温泉地を訪ねる観光客も居ました。静かに広がって欲しいものです。

写真:抗原定量検査の会場へ移動する中国からの到着客ら=8日午後、成田空港(鴨志田拓海撮影) 

産経新聞:
中国政府が8日に新型コロナウイルス対策を抜本的に緩和したことで、百貨店など日本国内の訪日客関連業界では、中国人観光客による需要回復への期待が高まる。ただ、海外団体旅行は停止されたままで、中国からの訪日客がコロナ禍前の水準に〝復活〟する道筋は不透明だ。中国各地の感染急拡大に対応するため、日本政府は8日から対中国の水際対策を厳格化するなど、先行きが読みにくい状況が続く。
大手百貨店各社では、コロナ禍前は免税売上高の大部分を中国人客が占め、化粧品などの「爆買い」がみられていた。昨年10月に日本の水際対策が大幅に緩和されたことに加え、急激な円安で日本での買い物が割安になった追い風を背景に、中国人客は限定的ながら、百貨店業界全体では昨年11月の免税売上高はコロナ禍前である令和元年11月実績の7割弱まで回復している。
東京都心に店舗を構える大手百貨店の担当者は「中国人客が戻ることへの期待はあるが、徐々にという形になるだろう」と話す。別の大手百貨店も「中国国内での感染急拡大や日本政府の対中国の水際対策厳格化といった流れの中では、どの程度戻ってくるかは読みにくい。もう少し様子をみたい」と慎重だ。
中国人の海外旅行が解禁されたとしても、日本側も対中国の水際対策を強化している。日本政府は航空各社に中国本土との直行便を増便しないよう要請。日本航空は予定していた増便を取りやめ、中国便は週10・5往復にとどめている。担当者は「残念ながら何も状況は変わらない。中国の状況が少しでも落ち着いてくれれば…」と漏らす。
訪日客の取り込みに力を入れている大手外食企業は「中国人客は客単価などの購買力が高く、期待値は大きい」としつつ、「中国国内での感染拡大が顕著だと伝わる中では、もろ手を挙げて歓迎という状況にはない。政府は、日本への入国に当たってしっかりと審査してほしい」と注文する。
今月下旬には中華圏の旧正月「春節」(22日)前後の連休を迎える。だが、関東地方のテーマパークの担当者は「春節前後の連休や花見シーズンと重なるこの1〜3月に関しては、中国本土からの来客回復には大きな期待は持っていない。半年先とか、来年になってからになるのではないか」と語った。
旅行大手JTBの担当者は、「現地の旅行会社から問い合わせは受けているが、予約には至っていない」と、中国本土からの予約状況には変化がないと明かす。中国政府は、自国民への海外旅行〝解禁〟は感染状況を踏まえて今後判断する方針で、中国人観光客の訪日需要が戻る時期について、同担当者は「さまざまな要素が複合し、予測不能な点もあるため答えるのは難しい」と話す。
京都市西京区の老舗旅館では、昨年10月の日本政府による水際対策の大幅緩和以降、他のアジアや欧米諸国の観光客から多くの予約が入っており、既に部屋が埋まっている状況が続いているという。
加えて今回の中国側の水際対策緩和が発表されて以降も中国からの問い合わせはなく、同旅館の支配人は「(中国人観光客には)特に期待していない」と話している。(森田晶宏、福田涼太郎、野村憲正)
〈引用終わり)
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9日 山手線外回り 一部運休で工事 JR渋谷駅 始発から運行再開

2023-01-09 09:05:56 | 社会
先週の土日をかけてJR渋谷駅で行われていた山手線外回りの改良工事が無事終了し、9日始発から運行が再開したそうで、NHKの朝ドラを「羽鳥慎一モーニングショー」に切り替えると、丁度その話題でした。
人海作戦でレールを移動する映像(ネットから)

線路と枕木が一体化しているものを長いバールを使って人力で移動してます。
工事は9日未明に無事終了し、4時過ぎの始発を迎えたそうで、その始発電車に乗るためやら、工事が完了した現場を撮影するために鉄道ファンが開業前から駅舎のシャッタードア前に並んでいました。
動画にしてSNSで発信するファンもいる様です。
一方、地方から出てきて工事の事を知らないで、内回りで4,50分も余分に時間が掛かり目白に出た方や、外回りの終電終電を池袋で寝過ごして新大久保からタクシーで戻る小父さんなど迷惑をこうむった人も少しは出た様でした。

写真:山手線外回り 一部運休で工事 JR渋谷駅 始発から運行再開 

FNNプライムオンライン:
JR渋谷駅で行われていた山手線外回りの改良工事が終了し、9日の始発から運行が再開した。
JR東日本は、渋谷駅の外回りと内回りのホームを1つにするため、7日と8日の2日間、山手線・外回りの大崎駅から池袋駅の間を運休し線路の切り替え工事などを行った。
6日の夜から50時間以上行われた工事は大きな混乱はなく、9日未明に終了し、安全確認のあと、山手線の外回りは、午前4時半過ぎの始発から運行が再開された。
内回りも通常のダイヤに戻して運行している。
〈引用終わり)

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