昨日24日衆院議長の細田博之氏は議長公邸で衆院運営委員会の与野党理事らと「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点について、昨年10月に続いて説明した」と新聞系マスコミ各紙は報道しました。今回も「懇親会」の様で冒頭に記者会見に替わり写真撮影のみあり、議事録も残さない様ですから細田氏も自民党もいやいや会見なのは良く感じられます。大概のマスコミ紙は「会談のあった事」を確り報じてますが、この記事の東京新聞と朝日新聞が一時間にわたる事前質問の応答の一部を聞き出して(と思われます)興味深い事を伝えています。
その中で:
1)2019年団トップの韓鶴子ハンハクチャ氏が出席した会合で「安倍(晋三)首相に報告したい」などと挨拶しそれがSNSなどで広がったことに関し「それはリップサービス」で安倍首相には報告しなかった。
2)教団との関係では「安倍氏の祖父の岸信介元首相と教団の結び付きを念頭に「大昔から関係が深い、こちらは最近だから」と語り
3)選挙で細田派内に教団の組織票を割り振ったと報じられたことには「思い当たる事実はない」と反論。
したそうです。
懇談会形式ですから、報道しない自由もあるのかも知れません。 しかし、見方によれば「俺はやってないけど前からの人がやってたんだよ!」 と語るに落ちているとも思えます。与党はこれにて「一件落着」で幕引きとしたいことろですが、はてどうなるでしょうか?
写真:衆院議院運営委の山口委員長(左)と面会する細田議長=東京・永田町の衆院議長公邸で
東京新聞:
細田博之衆院議長は24日、衆院議院運営委員会の与野党理事らと議長公邸で会い、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点について、昨年10月に続いて説明した。自民党細田派(現安倍派)の会長時代、選挙で教団の組織票を差配した疑惑に関し「事実はない」と否定するなど、新たな事実は明らかにしなかった。昨年と同様に非公開の場での対応にとどめ、野党側が求めた記者会見は重ねて拒否、立憲民主党や共産党は強く批判した。(佐藤裕介、曽田晋太郎)
細田氏は、議運委側が事前に取りまとめた質問に約1時間、口頭で回答した。理事らによると、教団トップの韓鶴子ハンハクチャ氏が出席した2019年の会合で「安倍(晋三)首相に報告したい」などとあいさつした動画が交流サイト(SNS)上に投稿されていることに関し「リップサービスで言った」と述べ、実際には伝えていないと釈明。安倍氏の祖父の岸信介元首相と教団の結び付きを念頭に「大昔から関係が深い」という認識があったと説明した。
選挙で細田派内に教団の組織票を割り振ったと報じられたことには「思い当たる事実はない」と反論。教団側の意向を政策に反映させたことは「決してない」と否定した。
細田氏は自民党会派を離脱しているため、党が昨年夏に実施した国会議員の「点検」の対象外だった。対外的な対応は、文書を発表した昨年9月を含めて3回目だが、一度も公の場で説明していない。理由を問われ「過去のことについて、議長の立場として会見などで答えるのはふさわしくない」と語ったという。
面会を終え、自民党は「野党の質問にも明確に答えた」(議運幹部)と幕引きを図る構え。一方、野党筆頭理事を務める立民の笠浩史氏は「説明責任を果たしたか、疑問が残る。自民党が責任を持って調査すべきだ」と主張。共産党の塩川鉄也氏は「オープンの場で説明することが必要だ」と訴えた。
細田氏は、議運委側が事前に取りまとめた質問に約1時間、口頭で回答した。理事らによると、教団トップの韓鶴子ハンハクチャ氏が出席した2019年の会合で「安倍(晋三)首相に報告したい」などとあいさつした動画が交流サイト(SNS)上に投稿されていることに関し「リップサービスで言った」と述べ、実際には伝えていないと釈明。安倍氏の祖父の岸信介元首相と教団の結び付きを念頭に「大昔から関係が深い」という認識があったと説明した。
選挙で細田派内に教団の組織票を割り振ったと報じられたことには「思い当たる事実はない」と反論。教団側の意向を政策に反映させたことは「決してない」と否定した。
細田氏は自民党会派を離脱しているため、党が昨年夏に実施した国会議員の「点検」の対象外だった。対外的な対応は、文書を発表した昨年9月を含めて3回目だが、一度も公の場で説明していない。理由を問われ「過去のことについて、議長の立場として会見などで答えるのはふさわしくない」と語ったという。
面会を終え、自民党は「野党の質問にも明確に答えた」(議運幹部)と幕引きを図る構え。一方、野党筆頭理事を務める立民の笠浩史氏は「説明責任を果たしたか、疑問が残る。自民党が責任を持って調査すべきだ」と主張。共産党の塩川鉄也氏は「オープンの場で説明することが必要だ」と訴えた。
(引用終わり)