王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

23日 首相演説で「決断」6回…昨秋の所信表明ではゼロ、課題に向き合う姿勢アピールか

2023-01-24 09:46:57 | 台湾関連
昨日23日午後岸田首相は衆参両院で施政方針演説を行いました。
別紙の報道にある様に新年度の一般予算政府案は114兆円余りとなり過去最大で税収69兆円に対し不足分は35兆円の新規国債で賄うようです。
その話は別の機会で述べることになると思いますが、岸田首相にとっては今年は「日本にとって、日本の安全保障政策の大転換」との思いが有る様です。
ロシアのウクライナ侵攻、中国による台湾への武力侵攻の可能などを考えると米国命と思う政治家が居るのは否定できません。でもその米国が「日本に武力侵攻があった場合、いの一番に日本人に替わって戦ってくれるかどうかは確り考えないといけません」。初戦の数週間は「日本の力で戦わないといけない」位は国民に覚悟させないといけないのでないかと思います。
次に先立つものは金ですから「不要な予算は削減し子育てやコロナ禍で傷んだ庶民の生活を下支えする具体策が無ければなりません。所信表明では使いませんでしたが「異次元の子育て対策」なる言葉が年初踊っていました。この「異次元の」との枕詞はアベノミクスを始めるにあたり安倍政権が日銀をコントロール下に置き黒田総裁を登用し「異次元の金融緩政策」を取りざっと10年、ロシアによるウクライナ侵攻が始まる迄は2%の物価上昇とそれに見合った賃上げは一切起きなかった事、加えて欧米でインフレ警戒のため各国中央銀行は昨年からは金融引き締め策を取ったにも拘わらず、日本は金融引き締めをしないため、昨年暮れには1ドル152円のドル高・円安を呼び輸入石油価格の値上げをはじめ輸入品の大幅値上げを呼びました。ついには年末には金融緩和の手直しをしなければいけない体たらくでした。市場の専門家の中には「ポスト黒田に備え金融政策変更のサイン」と見ている方もいる様です。要するに功無くして罪のみ残すのが枕詞「異次元の」に含まれる隠れた意味になります。
従って余りこの「子育て策」に乗れません!
これから増える防衛費も財源が良く分からない様です!
確り賃上げが出来るような景気にして欲しいものですがNYの株高ばかりが頼みに見えて仕方ありませんだ。旧統一教会に対する対応も文科省の質問嫌悪行使も終わらず、細田衆院議長の疑惑釈明もすっきりせずに予算委員会を迎えました。
まあ、だれが首相やっても大変でしょうが、岸田首相には性根を据えて頑張ってもらわないといけません。
かなり多くの人が「冷たい目で今国会での答弁を見守っている」様に思えます。

写真:マスクを外し演説に臨む岸田首相

読売新聞オンライン:
 岸田首相は23日の衆参両院での施政方針演説で、昨年10月の所信表明演説に比べて「決断」や「改革」といった言葉を多用した。過去には国会論戦で「検討」を多用して「決断力がない」との批判を招いただけに、防衛力強化や少子化対策などの課題に正面から向き合う姿勢をアピールする狙いがあったようだ。 
■実行力アピール狙う
 「今回の決断は、日本の安全保障政策の大転換だ」
 首相は演説で、反撃能力の保有を含む防衛力の抜本強化についてこう強調した。
 約43分間の演説の中で6回、「決断」という言葉を使った。演説の導入部分では立て続けに5回繰り返した。昨年10月の臨時国会での所信表明演説では一度も使用しておらず、昨年末に閣議決定した国家安全保障戦略の改定など、大きな政策決定を打ち出したとの自負をうかがわせた。
 施政方針演説では「改革」も11回使い、5回だった所信表明から倍増した。防衛費を捻出する歳出削減や、行政手続きのデジタルトランスフォーメーション(DX)化、国連安全保障理事会の機能強化といった幅広いテーマで登場した。
 首相は昨年、国会答弁で「検討」を多用し、古代の「遣唐使」をもじって野党から「検討使」(国民民主党の玉木代表)とやゆされた。首相の言葉の変化には、決断力や実行力を印象づける狙いがあるとみられるが、この日の演説では「検討も決断も議論も、全て重要であり必要だ」と語る場面もあった。
 一方、歴代首相の演説ではよく見られる先人の言葉や故事来歴は前回の所信表明演説に続いて引用しなかった。
 首相はこうした引用はあまり好まず、演説の草稿作りの段階で「現場で実際に会った人とやり取りした内容を盛り込んでもらいたい」と事務方に指示していた。
 演説の終盤では、新潟でものづくりを学ぶ学生や鹿児島で育児をしながら和牛生産に取り組む女性などを紹介し、「未来に希望を持てる日本を創っていきたい」と訴えた。
(引用終わり)
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24日 日経平均 大引け 3日続伸 393円高の2万7299円

2023-01-24 09:24:12 | 為替 ドル 株式
24日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比393円15銭(1.46%)高の2万7299円19銭で終えた。
今日の日経平均は393円高で引けました。前日の米ハイテク株の値上げに加え、午後からは中国景気の回復期待迄入り3日続伸で終えました。
他国頼りが何だか微妙な気がしますがはて?どうなるでしょうか。

日経新聞:
24日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比393円15銭(1.46%)高の2万7299円19銭で終えた。 前日の米ハイテク株高や中国景気の回復期待から半導体関連や機械の上昇が目立った。短期筋による株価指数先物への買い戻しも相場を押し上げた。 
(引用終わり)










ここからは前引け:
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比433円57銭(1.61%)高の2万7339円61銭だった。
日経平均の前場は433円高で引けました。前日の「NYのハイテク株高を受け、半導体関連株が大幅に上昇した」とコメントされています。残念ながら日本の自力に根差す回復とはいかない様です。引き続き後場を追ってみます。

日経新聞:
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比433円57銭(1.61%)高の2万7339円61銭だった。 前日の米ハイテク株高を受け、半導体関連株が大幅に上昇した。日経平均は1カ月ぶりに心理的節目の2万7000円を上回り、短期筋が株価指数先物を買い戻す動きも活発化した。 
〈以下省略)

ここからは寄り付き:
[東京 24日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比244円39銭高の2万7150円43銭と、3日続伸してスタートした。 
今朝の日経平均は244円高で寄り付きました。前日の岸田首相の年頭の施政方針を好感したためでなく、早朝閉まったNY株の2日連続の値上げを好感し買いが広がったと有ります。寄り付き一巡後も340円高ほどで揉み合っています。引き続き前場を追ってみます。

ロイター:
[東京 24日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比244円39銭高の2万7150円43銭と、3日続伸してスタートした。 。前日の米株高の流れを引き継いで幅広く買いが広がり、節目の2万7000円を回復。寄り付き後も360円超高と上げ幅を拡大し、しっかりの展開となっている。値がさ株が上昇しているほか、自動車など輸出株も堅調に推移している。 
(引用終わり)
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23日 NYダウ平均 続伸、終値254ドル高の3万3629ドル…利上げ懸念が後退

2023-01-24 08:13:58 | 為替 ドル 株式
【ニューヨーク=小林泰裕】23日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は、ここをクリック⇒前週末比254・07ドル高の3万3629・56ドルだった。値上がりは2営業日連続。 
今朝早朝閉まったNY市場の株価は、ダウ平均は254ドル高、ナスダック総合は223ポイント高と共に値を上げました。その理由はFRBによる急速な金融引き締めへの懸念が後退したとコメントされています。米大手半導体の銘柄が買われたと有ります。

読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=小林泰裕】23日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比254・07ドル高の3万3629・56ドルだった。値上がりは2営業日連続。
 米連邦準備制度理事会(FRB)による急速な金融引き締めへの懸念が後退し、半導体大手インテルやIT大手アップルなどの銘柄が買われた。
 IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は223・97ポイント高の1万1364・41だった。
(引用終わり)
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