インカのめざめを植えてあった畑は、今の時点で見渡す限りサツマイモの葉に覆われています。
そしてその畝間にはコガネムシの幼虫による食害対策として晩生大豆の「小糸在来」を植えてありますが、
今日はその「小糸在来」の1列を枝豆として収穫してみることにしました。
「小糸在来」は、晩生大豆として区分され、枝豆としても、又、加工用の大豆としても優れた品種です。
栽培的には生育が旺盛で、条件次第では大株になって収量も多く、又、カメムシ類による食害にも強いため
無農薬でも栽培が可能な数少ない品種です。
しかし、今シーズンの「小糸在来」は、夏から秋にかけての雨が多かったことが影響して、生育が例年以上に
旺盛だったサツマイモの間に埋もれかかり、又、カメムシによる被害を受けやすい早生大豆の「光黒」の予防を
怠って放置した結果で、「光黒」にたかって全滅させたカメムシがそのまま居ついて晩生の「小糸在来」に
移ってしまったことで被害が例年より多くなり、豆の育ってない莢が多くなってしまいました。
サツマイモの畝間の「小糸在来」収獲の様子です。
昨年は「小糸在来」がはっきりとサツマイモより高いところで葉を展開していましたが、今年は高さでは
見分けが付かない程埋もれかかった状態です。
昨年は殺虫剤を散布しなくてもカメムシによる食害は見られませんでしたが、今年は早いうちに枯れてしまった
莢があったり、中で豆が大きくなっていない莢が多いです。
先日のトウモロコシの記事で紹介した青いカメムシの幼虫がいました。
当然ここで食害を与えていた筈です。
代表的な害虫のホソヘリカメムシの幼虫はみかけませんでしたので、ここでの食害は莢がついてからの早い
時期のものだったと思われます。
莢に光が当たっていない状況も多く見られます。
他の「小糸在来」もサツマイモの畝間にあるのが分からないくらいサツマイモの葉に覆われてしまっています。
カメムシによる食害が多過ぎるなら、そのまま残しておいて「豆」にしてから収穫する予定です。
「豆」にしてからなら、莢から出して良いものだけ拾えば良いのですから。
枝豆として利用するために軽トラに積み込んだ状況です。
地主さんに渡す分です。
サツマイモ堀りは、「小糸在来」を片付けたところから始まります。
ここは収穫イベント用のサツマイモ畑なので、出来れば10月中に終わらせたいところです。
昨年はこんな感じでご近所に配っていましたが・・・
豆の入っていない莢が多いので、食べられる莢が付いている枝の部分だけ切り取って配ることにしました。
今年は、「小糸在来:枝豆の多くをこうして配らなくてはならなくなりました。
これでは手間がかかり過ぎです(^_^;)
畑にあったとしても、これではとても配り切れませんので、明日は直売所の
枝豆収穫祭で買ってくることにしました(^_^;)