職場の友達にお土産をいただきました。
連休を利用して、飛騨へ遊びに行ったそうです。
合掌造りの屋根には、雪が残っていたそうです。
そんな景色を浮かべながら、お土産を開らきます。
蓋をあけると、「もとめていただいて とてもうれしいです」とあります。

「語り部」とは、夜べの団欒のいろりを囲んで子や孫に、民話や伝説を語り伝えた文化の伝承者のことです。
そんな時にすするお茶と手造りのお菓子は、単調で素朴な暮らしに生彩を与えたといいます。

「かたりべ」は、懐かしい味がします。
はったい粉に砂糖を練り混ぜたシンプルなお菓子です。
香ばしい香りが口に広がります。
(※ きな粉は大豆ですが、はったい粉は麦の粉です。)
昭和54年度全国審査会で、厚生大臣賞を受賞した土産品だそうです。
でも、今の若者には、きっと受けないでしょう!
僕らの年代は、はったい粉に砂糖を混ぜて、おやつとして食べた記憶が美味しく感じさせるのでしょうか。
職場の買ってきてくれた「生きんつば」は、文句なしに美味しかったです。
宿泊した宿のお茶請けの菓子として出ていたそうです。
甘さを極力ひかえ、小豆の素材の良さを引き出したお菓子でした。
「土産物には美味しいものはない」と思っていたけど、考え直さないと・・・
「かたりべ」は、きっと僕の独り占めでしょう!
