ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

チェンジリング!

2009-03-11 22:53:19 | 音楽、映画、芸術
昨日、久しぶりに映画鑑賞へ。

しばらくの間、映画を観る気分がわかなかったのです。
007を観るつもりでしたが、上映は夜の9時からとなっている。
こんなに待てない。ちょっと無理だな~

これまで007は全て映画館で観てきただけに残念だけど仕方ない。
マイミクさんが観た感想は、「もう一つ」だったよう。
・・・なら、DVDでもいいかなぁ~?


  

観る映画をチェンジすることに。

最近、映画の予告編を観ていないので、何が良いのか分からない。
題名とあらすじをチラリと見て「チェンジリング」にします。


適当に入ったけど、素晴らしい映画でした。
あっしの「映画ベストテン」に入ります。


映画の始まりは、ミュートのかかったトランペットの静かな音楽です。
その音楽が、映画の全編の良さを予感させます。
映画においては、音楽が大きな意味を持ちます。
場面に合った曲が、観る人の感動をより深くします。
選曲をするのに相当苦労したであろうことは想像できます!

「これは実際にあったことです」のテロップが出ます。
今から80年前の実話なのです。

    
         (左)監督  (右)主演のジョリー

主演は、トゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリー。
行方不明になった息子を探す母親の子供への愛情、心の動きを見事に演じている。
演出が良く、スムーズなドラマ展開が2時間を越える映画を一瞬も退屈させないのです。

帰ってから調べると、監督はクリント・イーストウッドでした。
俳優時代は夕陽のガンマンなどのイメージが強いです。

監督作品では、「パーフェクトワールド」のエンディングが強烈でした。
この作品で、クリント・イーストウッドが監督をしていることを知りました。

人の感情を表現するのが巧い監督だと思います。


    
       好きな監督の一人になりました


監督作品一覧を見ると「マディソン郡の橋」「ミリオンダラーベイビー」が印象に残っています。
派手なドンパチはないけれど、心にじーんと染み入るような良さがあります。

この映画では、「上手いなぁ~」と思える俳優は一人もいませんでした。
どの俳優も演技が自然で、「演じている」という感じがなかったのです。

エンディングまで、席をたてませんでした。
終わってからも、余韻に浸れる映画でした。

お勧めです!
是非、映画館でご覧ください。