昨晩、大阪音楽大学の「卒業演奏会」に行ってきました。
ポピュラーコンサート、ジャズコンサート、吹奏楽コンサートに続いて、4回目です。
そのポピュラー演奏会での様子やボーカルの3人が気に入ったことをブログに書きました。
先日、そのうちのお一人、今村友美さんが偶然にブログを見たそうです。
コメントをいただいて、こんなこともあるんだと驚きました。
卒業演奏会があって、その出演者にお気に入りの3人が選ばれたことを聞きました。
この3人の歌声は、もう聴けないだろうと思っていただけに、吉報です。
すぐに大学に整理券の申し込みをして、演奏会に行くことにしました。
今回の演奏場所は音大の「ザ・カレッジ・オペラホール」です。
立派な建物で、ホールは想像よりはるかに良い施設です。
好きなシンフォニーホールのように高い天井と、音の反射を考慮したウッドの壁が良い響きをよんでします。
(会場内は撮影禁止なので、演奏の写真はありません)
卒業演奏会は二夜で行われます。
今日は一夜目で、ミュージカルコース、電子オルガンコース、ジャズコース、ポピュラーコースの4つのコースから演奏します。
演奏は、「素晴らしい」の一言!
選ばれたのは約1割の30名だけなのですから、当然なのかもしれません。
帰りの電車の中・・・家に帰っても・・・コンサートの模様が思い出されます。
昨夜はブログの記事も書かないで、感動の余韻に浸っていました。
あっしは、楽器を演奏できないし、音楽の専門知識もありません。
でも、音楽から受ける感動は、人並み以上だと・・・
だから、感じたことを書くことにします。
電子オルガンコースですが、もともと電子音は好きではありません。
アコースティックな楽器こそが人の感性を刺激するものだと考えていました。
この日の演奏は、「電子オルガンにビックリした」というのが正直なところ。
事前に演奏データを作成して、それと合わせた演奏なんだろうけど、壮大ともいえる演奏は圧巻でした。
一人オーケストラと言えます。
奥田綾加さん、安藤希さん、菊嶌裕希子さん、杉本友樹さんの4人が、それぞれ独自の世界を演出していました。
特に、奥田さんのエレクトリックな音の表現に引き込まれてしまいました。
ジャズコースで選ばれたのは、テナーサックスとドラムの二人だけでした。
以前の演奏会で気に入ったドラムの津崎実徳さんも選ばれていました。
同じ会場で、同じドラムを叩いても、音の違いは歴然とわかります。
他の人の演奏に気を配り、会話をするようなドラミングです。
古山晶子さんのサックスに酔いしれました。
一音一音に心がこもっています。
楽器から直接、心に飛び込んでくるような音なのです。
ゲスト出演(権上康志さん)のウッドベースのソロに聞き惚れました。
左から、松原さん、下野さん、今村さん
ポピュラーコースは、もうワクワクです。
今村友美さん、下野真緒さん、松原吏沙さんの3人のボーカルに魅了されました。
先のコンサートと同じように、歌に引き込まれます。
毛が逆立つような興奮を覚えます。
歌いっぷりを好きな歌手に例えると、
今村さんは、ナタリー・コール (チョッと違うかな?)
下野さんは、リンダロン・シュタット
松原さんは、ホイットニー・ヒューストン
といえば、少しは想像していただけるでしょうか。
ギターの九埜元哉さんと、ベースの朴悠さんのテクニックに驚くばかりです。
8時半まで至福の時を過ごさせてもらいました。
演奏が終わってからロビーへ。
3人とお会いすることにしていましたが、声をかけられません。
若者の中に、おじさんが行くのは場違いな感じがしました。
少し離れた場所で眺めていたら、今村さんが気づいてくれました。
間近で見る3人は、舞台での堂々とした姿ではなく、若者そのものです。
若いはずです。
3人の年齢を合わせて、あっし歳と一緒なのですから・・・
写真を撮らしてもらいましたが、全部ブレていました。
せっかくの記念写真なのに・・・ショックです。
卒業後も歌い続けるとのことです。
どこかで再び、歌姫に会えることを願っています。
応援していますので、頑張ってほしいです。
「音楽は生きている」
そう強く感じたコンサートでした。
一日経った今も、幸せ感に包まれています。
音大の卒業生のみなさん、おめでとう!
そして・・・「ありがとう!」