音楽を聴く部屋の音響調整に取り組んでいます。
リスニングルームの響きを整えることの重要性は、昔から理解していました。
加銅鉄平氏の「リスニングルームの設計と製作例」などの書籍を読み、いつかは理想的なオーディオルームをと夢見ていました。
結婚後に家を建て替えましたが、プレハブ住宅で夢叶わずでした。
予算的に厳しく、6畳間の防音室とレコード棚を作るのが精一杯でした。
子どもが小学生の時に、12畳間を自分の部屋にしました。
防音はしてありませんが、大きめのスピーカーで音楽を聴いたり、100インチのスクリーンで映画を観たりしています。
この部屋の調音は、筒状吸音材、コーナー反響板、厚めカーテン程度です。
チェック用CDを再生することにより、ある周波数で定在波による悪影響があることは知っていました。
定在波の解消には、部屋の形状から取り組まないと難しいとの認識がありました。
先日の「上様」宅の視聴で、きめ細かな音響調整の成果を知りました。
早速、スピーカーの一次反射位置にウレタン入り座布団を置くと、それなりの効果がありました。
「上様」の使っている調音アクセサリーは高価なので、それに代わるものを色々調べてみました。
ハイブリッド音響拡散パネルなるものがありました。
「反射・吸音・拡散で臨場感あふれる音響空間を!」という説明文で興味をそそられました。
「Vento/スクエア SQ2-WH」は、オーディオアクセサリーとしては安価な部類なので6枚組を購入し、左右の壁に貼ってみました。
25センチ角の小さなパネルですが、想像以上の効果がありそうです。
現在、貼る位置を模索中ですが、突き詰めていけば良い効果が得られると信じています。
天井と床とのフラッターエコーも気になるので、ムートンの毛皮を置いてみました。
面積が狭いためか、効果はさほど感じられません。
ベランダへの通路にあたるので、広い範囲に厚めの絨毯などを敷くと、つまづく危険があります。
DIYも視野に入れ、のんびりと楽しみながら対応策を考えてみます。