肘折温泉に行くときに通過した「肘折 希望(のぞみ)大橋」には びっくりした。
この高いS字橋を降りていくと「肘折温泉」だ。
「肘折温泉は奥深い山間に開けた温泉地」ということになる。
肘折温泉を去る日、希望大橋の上から覗き込んでみたら・・
下に「肘折温泉街」が見えた。
遠いので、簡単に来れそうもないが・・
「初めて来たのに、なぜか?懐かしい温泉地 肘折」
温泉街にある「旧肘折郵便局」の建物
温泉街の旅館の前にある「湯口」
「足湯」(無料)
温泉街の道
バス停がある
そしてバスも通る
ぎりぎりの道を立ち去るバスの後ろ姿 お~!!
商店もある
古い家屋もある
夕涼み台かな??
肘折温泉街の中にある。
今回は泊まっている「三春屋」で無料券をいただき入れた。
脱衣所
昔懐かしい 体重計
浴槽は
ちょうどいい湯温で、長湯ができそうだった。
山形から来ていた老婦人と 湯の中でおしゃべりした。
子どもの頃から家族で一年に一度は湯治に来てたと言う。
昔は、山形から肘折への直通バスがあり、農閑期には
大勢の湯治客が大荷物(自炊用の)を持って
直通バスに乗りこみ、肘折温泉を目指したという。
今は新庄で、他のバスへ 乗り継つぎが要るようになり
山形~肘折の直通バスは なくなったという。
昔、全盛期の頃の 肘折温泉街が浮かぶ。
楽しい湯タイムを終えて、脱衣所に上がると
面白いものを発見!!
これは 浴室の戸を人が開けたら あとは戸が自動的に閉まるようにしてある。
このペットボトルの重みで・・まるで自動ドアだ。
よく考えたもんだ!!
肘折の湯は 昔から人々に広く親しまれていたことを唄った歌
外に出たら
「肘折センター」の中にある湯とわかった。
地震などの避難場所で
休憩所もあるとわかった。
野菜洗い場・洗濯湯の施設もある
待ちに待った??朝市に行ってきました。
好都合なことに「肘折温泉の朝市」は 泊まっている「三春屋」の真ん前。
なんというラッキーな話!!
早くから目が覚め、
1階の源泉風呂を「女性専用湯」にして早朝の一人湯~♪
しっかり体を温めてから「いざ 朝市に~」
10月1日から朝市は6時~になる(9月末までは5時半~)
その初日が今日・・
6時の10分以上前から待っているが・・一向に何の兆候もない!!
「本当に朝市あるの??」と思っていたら
6時の3分前くらいに・・
来ました。来ました。次々と軽自動車が狭い温泉街に並んで登場!!
何が始まるのか?あっ気にとられていると・・
どの車も 朝市の品だけを手早く降ろして(動きが非常に早い~!!)
どこかへ立ち去る???
「え~皆どこへ行ったの??」
「朝市はどうなるの?」
ほどなく 朝市のメンバーが足早に戻ってきた。
(車を街の駐車場にとめに行ったのかな?)
そして あっと言う間に「店開き~」となる。
なんだ!!この段取りのよさは・・
徐々に各旅館から宿泊客たちが出てくる。
この流れに なかなか乗れていない私~
朝市に出されていた品は・・
「お~見事な食用菊たち」
つやつやと美味しそう~
ピンクの棒状の漬物は「ずいき」の漬物という
隣の「なす」の酢漬けをお店の人が味見させてくれた~
わ~酸っぱい~!!
「山ぶどう」だ~懐かしい!!
商品になるんだ~!!
他にも沢山あった
私が買ったものは
「紫蘇巻き」・・この地域の甘味噌を紫蘇の葉に巻いてカラっと油で揚げたもの
湯がいた栗の実・ミニトマト
笹の皮に包まれた蒸した「もち米」(ほとんど餅)
美味しい「黄な粉」付き
特に「あけび」が見事~
宿の食事に「あけびの皮」が出るはずか~。
「さるなし」
これは「お店の人」にもらったもの
「和製キウイ」の味
買った品々を眺めていたら
宿の窓の下では、今も 終了時間まぎわの朝市が見えた
宿の主が1階の食堂から各階の部屋に 狭い階段を駆け上がり?
夕食・朝食とも このような立体的お膳に載って運ばれてくる。
(夕食の場合)
温かい食事を「いかに早くスムーズに届けるか」を考えたら
この立体お膳(黒)式が 効率よいのだろう・・
それとも 昔からの名残り??
実際に食事をする際、このお膳のままでは狭くて食べにくいとわかり
テーブルの上に自分たちで適当に並べる・・と このように
食用菊
あけびの皮の味噌煮
肘折の季節の山野菜を多く使った料理といえる。
朝食は
温泉卵
また「あけびの皮の味噌煮」
「食用菊」や「あけびの皮の味噌煮」は
昨年 海老鶴温泉に泊まった時も 夕食や朝食に出ていた。
これらは 山形県の郷土食の一つなのかな??
「三春屋」の外観・・・結構 古い建物
「三春屋」は 長~い歴史がある宿。
湯治客が連泊しやすい定番の宿
玄関に入ると
かわいい布製の手作り人形がお出迎え~
温かい~素朴~ほっこりするわ~
館内は シンプルで こざっぱり掃除されている~
なんか 落ち着くわ~!!
受け付け付近は、結構 にぎやか~♪
湯上りの団らん室
さて 気になるお風呂は
「受け付け」の向かいに この宿の自慢の源泉風呂がある
中に入ると
お~並々と溢れる源泉風呂。 憧れの風景がそこにある。
お風呂は3階にもあり
そちらは
結構 ワイルド~!!
こっちのお湯のほうが1階のお風呂より なぜか熱くて・・
「熱かったら いつでも どうぞ加水を~」と青いビニールホースが妙に目に付く
1階と3階のどちらの風呂にも「女性専用」の大きな木の看板がおいてあり
「脱衣所の様子から お風呂に男性客が入っていないことを確かめてから・・」
女性専用の木の看板を 風呂の暖簾の下(外)に出して置くと
それだけで直ちに「女性専用時間帯になる ありがたいお湯」
この看板の効力 すごい!!
但し「女性専用が終わったら この木の看板を浴室脱衣所の中に入れておく」を忘れず・・
女性専用の看板がしまってないと「いつまでたっても次に男性が入れないから」
2階にある共同の冷蔵庫
各階にある洗面台(洗い場)