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奥津温泉の河川敷風景・・
手前の露天風呂は、川原に作られた無料露天風呂。
囲いも何もないので、ここに入るにはかなり勇気が要りそう。
川の反対側には、屋根付きの露天湯があり
観光シーズンや土日にはこの周りで足踏み洗濯の実演ショーがあると思われる。
そばには、現在使われている地域の屋根付き共同洗濯湯施設
(アルミ戸の細長い四角の建物)もある。
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奥津温泉街を歩くと
懐かしいレトロなバス停(木のベンチ付き)があり、昭和の景色。
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「奥津荘」と「東和楼」は、隣あわせに並んで建っている。
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(手前が「奥津荘」 続きの電信柱のところが「東和楼」)
最初に入った「奥津荘」は
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版画家「棟方志功」の定宿で、大きな木造建築の宿。
400年前には、津山藩主の森忠政が森家専用の湯とするために
一般人の入浴を禁止し、番人を置いて鍵をしたことで有名な「鍵湯」がある。
今回、私が入ったのは「立湯」というほうだった。
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浴槽には125センチの深さがあり、立って入るので「立湯」というらしい。
浴槽の半分は平らな岩の部分があり、腰掛け湯もできる。
この優れもののお風呂の湯は、アルカリ性単純泉で「すべすべの湯」
上品な雰囲気の浴室・浴槽で・・一人湯をまったりと堪能。
「立湯」のほうには、美しい脱衣所・化粧台がある。
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化粧台の上には
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なんと・・
この宿は「中学生未満のお子様連れ宿泊不可」の案内札がある。
「静かにゆっくりとお湯を味わい、
和の雰囲気あふれる宿に泊まっていただきたい」
との家主の気持ちがあふれているのか・・。
「立湯」は、更衣室の戸を開けた場所に、湯冷まし場(ミニ休憩所)がある。
「湯上りの心地よさ」をここで味わい、浸れる空間と思える。
心にくい配慮だ。
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湯上り後、隣の「鍵湯」が開け放してあったので、
無人なのを確かめ、浴槽写真のみ、慌てて撮らせてもらった。
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湯気で、もうもうとしていて・・あまりいい写真ではないが・・
浴槽は「立湯」より、ずっと広かった。
★奥津荘・・「鍵湯」「立湯」等の温泉データー★
・浴室は地下にあり、
風呂の底から温泉が自然湧出する男女別湯「鍵湯」「立湯」と
貸切風呂「泉の湯」と「川の湯」の4つがある。
貸切風呂は、予約無しで空いていれば利用できる。
(泉質)透明度が高くさらさらした42.6℃のアルカリ性単純温泉。
加温・加水無しの源泉かけ流し湯。
(日帰り入浴)
・午前11時から午後2時、
・料金は大人1000円で予約不要。
今回は、自遊人の別冊「温泉パスポート」を使って入浴した「奥津荘」だった。