湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

奥津温泉  「川原の露天湯」と 「奥津荘」

2012-10-27 | 岡山の温泉

奥津温泉の河川敷風景・・
手前の露天風呂は、川原に作られた無料露天風呂。
囲いも何もないので、ここに入るにはかなり勇気が要りそう。

川の反対側には、屋根付きの露天湯があり
観光シーズンや土日にはこの周りで足踏み洗濯の実演ショーがあると思われる。
そばには、現在使われている地域の屋根付き共同洗濯湯施設
(アルミ戸の細長い四角の建物)もある。


奥津温泉街を歩くと
懐かしいレトロなバス停(木のベンチ付き)があり、昭和の景色。

「奥津荘」と「東和楼」は、隣あわせに並んで建っている。

(手前が「奥津荘」 続きの電信柱のところが「東和楼」)

最初に入った「奥津荘」は

版画家「棟方志功」の定宿で、大きな木造建築の宿。
400年前には、津山藩主の森忠政が森家専用の湯とするために
一般人の入浴を禁止し、番人を置いて鍵をしたことで有名な「鍵湯」がある。

今回、私が入ったのは「立湯」というほうだった。

浴槽には125センチの深さがあり、立って入るので「立湯」というらしい。
浴槽の半分は平らな岩の部分があり、腰掛け湯もできる。
この優れもののお風呂の湯は、アルカリ性単純泉で「すべすべの湯」
上品な雰囲気の浴室・浴槽で・・一人湯をまったりと堪能。

「立湯」のほうには、美しい脱衣所・化粧台がある。

化粧台の上には

なんと・・
この宿は「中学生未満のお子様連れ宿泊不可」の案内札がある。
「静かにゆっくりとお湯を味わい、
       和の雰囲気あふれる宿に泊まっていただきたい」
との家主の気持ちがあふれているのか・・。

「立湯」は、更衣室の戸を開けた場所に、湯冷まし場(ミニ休憩所)がある。
「湯上りの心地よさ」をここで味わい、浸れる空間と思える。
心にくい配慮だ。


湯上り後、隣の「鍵湯」が開け放してあったので、
無人なのを確かめ、浴槽写真のみ、慌てて撮らせてもらった。

湯気で、もうもうとしていて・・あまりいい写真ではないが・・
浴槽は「立湯」より、ずっと広かった。

★奥津荘・・「鍵湯」「立湯」等の温泉データー★

・浴室は地下にあり、
 風呂の底から温泉が自然湧出する男女別湯「鍵湯」「立湯」と
 貸切風呂「泉の湯」と「川の湯」の4つがある。
 貸切風呂は、予約無しで空いていれば利用できる。

(泉質)透明度が高くさらさらした42.6℃のアルカリ性単純温泉。
    加温・加水無しの源泉かけ流し湯。

(日帰り入浴)
      ・午前11時から午後2時、
      ・料金は大人1000円で予約不要。


今回は、自遊人の別冊「温泉パスポート」を使って入浴した「奥津荘」だった。

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