・・(これも2009年に訪問し 温泉博士に載った私の記事より)・・・・・・・・・・
諏訪湖畔に立つ富士見スポット
「湖畔の湯」(共同湯) 長野県 下諏訪温泉
~女鷹ちゃん~
諏訪湖の周りは温泉が多く、大きくわけると上諏訪温泉と下諏訪温泉の二つになる。
上諏訪に対して、下諏訪には地元住民が利用するひなびた共同湯が多いという。
なかでも「湖畔の湯」は浴槽や浴室が広くて、観光客にもお勧めの湯らしい。
私たちが訪れたのは五月の中旬だった。
「みずべ公園」に車を停めて湖畔の景色を楽しんだ後、歩いて探した。
スーパーのジャスコを目当てに行けば、隣なのでよくわかった。
「ハーモ美術館」の後方の小粋な建物が「湖畔の湯」だ。
大きな施設で六十台もの駐車スペースがあった。近代的で明るく清潔な共同湯だった。
脱衣所のガラス越しに浴室が見え大きな楕円形の浴槽があり、浴槽を挟んで左右にたくさんの洗い場も見える。ウキウキして浴室に入ると、天井が高く、改めて広い。
まず「露天風呂」の場所確認をし、それから洗い場で体を洗った。
最初は内湯に入り、まず湯温を確認した。下諏訪温泉は熱めの湯が多いというが、ここは、ぬるめで入りやすかった。壁につけられた湯温測定器が四十二度を示していた。
続いて、先ほど見た露天風呂に行った。
午前中なので、露天には誰もいなかった。五月の空を見上げながら深呼吸をし、湯の中で体を一杯に伸ばし一人湯の開放感に浸った。打たせ湯も試し、再び内湯の大浴場に戻った。
そこでわかったことだが、湯量が多く広い内湯は、この湖畔の湯の中では一番人気らしい。
常連さんは内湯に留まり露天に行こうとしない。客の少ない午前中の時間帯に、内湯をひたすら味わっている風だ。私も今度こそは、ゆっくり入ろうと少し長めに浸かった。湯口から注がれる湯の音だけがザアザアと聞こえ静かな時間が流れた。洗い場の蛇口から出る湯も温泉らしい。また、この施設には十円で使えるイオンドライヤーがおいてあり、気楽に使えてうれしい。
「湖畔の湯」が気に入り、我々は二日目も同じ午前中の時間帯に行った。
そして湯上りは、昨日の「みずべ公園」で湖畔の風景をもう一度楽しむことに・・
するとサプライズが・・・・
それは、風がやや強かった昨日は、全く見えなかった山が、きょうは白く輝いていた。
諏訪湖の対岸、上諏訪の山々のちょうど真ん中の谷間に、
周囲の緑色の山々とは明らかにちがう末広がりの白い山
「もしかして富士!?」
一年に何回か、しかも晴天の空気の澄んだ日にしか見ることのできない富士山を、我々二人は見ることができた。
その感激は忘れられない。
諏訪湖畔に立つ富士見スポット
「湖畔の湯」(共同湯) 長野県 下諏訪温泉
~女鷹ちゃん~
諏訪湖の周りは温泉が多く、大きくわけると上諏訪温泉と下諏訪温泉の二つになる。
上諏訪に対して、下諏訪には地元住民が利用するひなびた共同湯が多いという。
なかでも「湖畔の湯」は浴槽や浴室が広くて、観光客にもお勧めの湯らしい。
私たちが訪れたのは五月の中旬だった。
「みずべ公園」に車を停めて湖畔の景色を楽しんだ後、歩いて探した。
スーパーのジャスコを目当てに行けば、隣なのでよくわかった。
「ハーモ美術館」の後方の小粋な建物が「湖畔の湯」だ。
大きな施設で六十台もの駐車スペースがあった。近代的で明るく清潔な共同湯だった。
脱衣所のガラス越しに浴室が見え大きな楕円形の浴槽があり、浴槽を挟んで左右にたくさんの洗い場も見える。ウキウキして浴室に入ると、天井が高く、改めて広い。
まず「露天風呂」の場所確認をし、それから洗い場で体を洗った。
最初は内湯に入り、まず湯温を確認した。下諏訪温泉は熱めの湯が多いというが、ここは、ぬるめで入りやすかった。壁につけられた湯温測定器が四十二度を示していた。
続いて、先ほど見た露天風呂に行った。
午前中なので、露天には誰もいなかった。五月の空を見上げながら深呼吸をし、湯の中で体を一杯に伸ばし一人湯の開放感に浸った。打たせ湯も試し、再び内湯の大浴場に戻った。
そこでわかったことだが、湯量が多く広い内湯は、この湖畔の湯の中では一番人気らしい。
常連さんは内湯に留まり露天に行こうとしない。客の少ない午前中の時間帯に、内湯をひたすら味わっている風だ。私も今度こそは、ゆっくり入ろうと少し長めに浸かった。湯口から注がれる湯の音だけがザアザアと聞こえ静かな時間が流れた。洗い場の蛇口から出る湯も温泉らしい。また、この施設には十円で使えるイオンドライヤーがおいてあり、気楽に使えてうれしい。
「湖畔の湯」が気に入り、我々は二日目も同じ午前中の時間帯に行った。
そして湯上りは、昨日の「みずべ公園」で湖畔の風景をもう一度楽しむことに・・
するとサプライズが・・・・
それは、風がやや強かった昨日は、全く見えなかった山が、きょうは白く輝いていた。
諏訪湖の対岸、上諏訪の山々のちょうど真ん中の谷間に、
周囲の緑色の山々とは明らかにちがう末広がりの白い山
「もしかして富士!?」
一年に何回か、しかも晴天の空気の澄んだ日にしか見ることのできない富士山を、我々二人は見ることができた。
その感激は忘れられない。
高尾山と諏訪湖からだと距離がかなり違うことも大きいと思います。