人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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東京メトロ、全株放出も

2007-12-03 21:22:58 | 鉄道・公共交通/交通政策
東京メトロ、全株放出も(時事ドットコム)

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東京メトロ、全株放出も=売却益1000億円-09年度上場で政府

 政府は6日、東京地下鉄(東京メトロ)が2009年度にも株式上場するのに合わせ、保有する同社株を売却する方向で検討に入った。53%の株式を持っており、すべて売却することも視野に入れている。同社の純資産は約2300億円であることから、全株手放した場合の売却益は1000億円程度になるとみられる。
 保有株の売却は、国有資産のスリム化を図る取り組みの一環。売却益は国債償還など財政健全化に充てる方針だ。売却に当たっては、公共交通機関の株式が買い占められることを避けるため、買収防衛策の導入が検討課題になりそうだ。
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交通機関のような公共性の高い事業を、政府の統制が全く効かない完全民営化してしまうことでどれだけ高いリスクが生まれるか。
それは、福知山線脱線事故や耐震偽装で証明されたと思うのだが…。

私は全株放出というのは全然支持できない。JRを見ていると、やはり交通機関に対し、政府が関与できる道は残しておかなければならないと思うからである。
最近、目先の利益を確保するためにとにかく株主に1円でも多く配当を、と要求する外国のヘッジファンド等に大企業が攻撃を仕掛けられるケースが増えている。彼らは金儲けにしか頭にない連中で、地下鉄の安全のことなど考えるわけがないのだから、彼らの要求通りにしていたらまた大変な事態になってしまう。

「ヘッジファンド経営者のように、目先の金儲けしか頭にない連中はパチンコや競馬でもしてろ」が私の本音だ。口に出さないだけで、真面目に働く人たちをコケにする連中を苦々しく思っている日本人は多いに違いない。まして、そのような連中が跋扈する金融市場に、乗客の命を預かる交通機関を差し出すとはなんたる愚策だろうか。

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