安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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お客様を増長させた日本人

2008-03-03 23:01:28 | その他(国内)
ヨーロッパ人が忙しくない追加的理由(WIRED VISION) - goo ニュース

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先日ある新聞に「感情労働」の記事が出ていました。自分の感情を押し殺すことを強いられる仕事の、時間や肉体的な疲労度とは別の労働強度であります。接客の仕事はその典型でしょう。理不尽な客にも笑顔を絶やさずへりくだる。ますます増長する一部の「お客様」。あらゆる不平不満に対応すべく精緻さを極めていく日本のサービス。でも一部では従業員の精神的肉体的健康と衝突をきたしているような気がします。日本に帰って思いました。人間の笑顔って総量一定かもなって。ヨーロッパ人はお客さんには日本人ほどニコニコしませんが、仕事を離れたらそれなりに愛想がよいです。他方、日本では誰も職場で笑顔を使い果たしてしまうかのようです。

実はわれわれはお客という立場で「カネ」にものを言わせることで、互いに互いを追い詰めるという悪循環に陥っているのではないでしょうか。会社にしても顧客の要求への対応と従業員の人間としての尊厳の尊重、この二つのバランスを考えるべき時にきているのではないかとも思うのです。
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うん。そうだと思う。
「客だから何をしても良い」という勘違い日本人の増加で、日本のサービス業は来るところまで来てしまった。
最近、「名ばかり管理職」として、部下より安い給料でただ働きさせられる「店長」が裁判で勝訴するケースが目立っているが、そもそも度を超した長時間労働が問題とされるべきであり、「カネを払えばいい」という問題ではない。

長時間労働の背景として24時間型生活に根ざした客の要望も大きいと思う。買った商品に苦情を言えば、夜中の2時でも店員は飛んでくるのが当然、という意識の日本人が結構な数いる。こんな環境でまともな人間が育つはずはないし、どんな人間でも壊れて鬱病になってしまうだろう。

日本もヨーロッパを見習って、週1日は店休、夕方7時に閉店して退社という生活をそろそろ真剣に模索すべきなのだ。地球温暖化の原因になっている温室効果ガスのうち3割は電気が占めており、お天道様が沈んだらさっさと帰って寝るという生活に変えるだけでも地球温暖化の緩和に多大な貢献をすると思う。

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