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日航、労使で安全策 合同組織を設置、報告へ

2008-03-27 23:19:40 | 鉄道・公共交通/安全問題
日航、安全問題を労使で話し合う組織を設置へ 常設化も検討(東京新聞)

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 新千歳、小松両空港で、日航機のパイロットが管制官の指示なしに誤って離陸滑走を始めるなどのトラブルが相次いだことを受け、日航がパイロットらの四労働組合の代表者と合同で「運航安全ワーキンググループ(WG)」を新たに設置し、原因究明や再発防止策の検討をしていることが二十四日、分かった。

 賃金など労働条件をめぐって厳しく対立することの多い日航労使が、トラブル対策のために合同の組織をつくるのは初めてという。

 WGは今月四日の小松空港のトラブル直後に発足して以来、集中的に討議を進めており、近く報告をまとめる方針。両トラブルの討議が目的だが、常設の組織として残すことも検討する。

 トラブルはいずれも運航便での社内資格訓練や機長昇格訓練の最中に起きたため、日航は同様の訓練を中止している。WGの報告を基にした再発防止策を国土交通省に提出した後、訓練を再開させる方針だ。

 小松空港のトラブル直後に、日航側が「再発防止のため、現場からの声を多く採り入れたい」として、WGの設置と代表者の参加を組合側に要請。組合側がこれに応じる形で実現した。

 WGに参加したのは、日航機長組合▽日航乗員組合▽日航先任航空機関士組合▽日航ジャパン乗員組合-の四労組。労組代表計十人と、会社側の十人で構成する。

 四月一日付で再発防止の担当役員に昇格する田村千裕運航副本部長は「訓練再開に向け、会社として積極的に取り組みたい」と話している。
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誤進入トラブルがきっかけとなり、安全対策を巡って日航に労使協議会ができた。少数派組合もメンバーとなる画期的なものだ。経営幹部に現場の意見を聞こうという雰囲気が出てきたのは良いことだと思う。

是非この協議会は常設にしてほしいし、ただ意見を聴いて終わりではなく、現場の意見を反映し、実行する機関にしてもらいたい。

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