安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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「激務でうつ病」認め解雇無効 東芝敗訴

2008-04-22 21:25:28 | その他(国内)
「激務でうつ病」認め解雇無効 東芝敗訴

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 東芝深谷工場(埼玉県深谷市)で勤務していた元社員の重光由美さん(41)が、激務でうつ病になったのに解雇されたのは不当として、東芝に解雇の無効確認などを求めた訴訟で、東京地裁(鈴木拓児裁判官)は22日、解雇を無効とした上で未払い賃金や慰謝料など約2800万円の支払いを命じた。東芝は即日控訴した。

 判決などによると、重光さんは、01年4月にうつ病と診断され、同9月から療養したが、会社側は04年9月に休職期間が満了したとして解雇した。

 月平均90時間を超えた時間外労働や切迫したスケジュールが肉体的・精神的な負担を与え、うつ病を発症させたと判決は認定した。

 東芝広報室は「控訴審で会社主張の正当性を再度立証していく」とコメントした。
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とりあえずは良い判決と評価したい。最近はパワハラ上司が増えているし、仕事をろくに教えもしないで短期的な成果ばかり求める企業も増えているからだ。

グローバル競争の時代、そうでもしなければ生きていけない経営者にとっては大変かもしれない。しかし、「企業は人なり」である。人間を食いつぶして企業が生き残れるはずもないし、人間が生きられなくなるようなグローバル競争ならいらない。そうした視点をみんなが共有すべき時代に来たのである。

とはいえ、今やどこの企業でもうつ病ばかりで大変な状況であることも事実だ。うつは「心の風邪」といわれ、誰でもかかる可能性がある国民病との理解が広まりつつある。私の実感では、今、大企業で10人に1人はうつ病か、うつ状態なのではないだろうか。

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