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EF55のラストランを追って

2009-01-11 23:58:49 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
過去ログでお伝えした通り、「ムーミン」の愛称で知られるEF55型機関車の引退運転も終盤を迎えた。ちょうど、関東方面に行かねばならない用事があったので、正月に使い残した青春18きっぷの最後の1枚を使い、普通列車を乗り継いでラスト運転に出かけてきた。

新白河から小山まで普通列車を乗り継ぐ。小山からは両毛線で高崎へ。そして高崎から信越本線に入る。高崎以西の信越本線に乗るのは、1997年の「横軽」廃止の時以来、12年ぶりだ。

信越本線の、わずか2両の電車に乗り継ぐと、車内は鉄・鉄・鉄…。「いつもは空いている電車なのに、どうしたんでしょ」と地元の女性が驚いているので事情を説明する。しかし、12年前の横軽廃止の時は、駅舎内はおろかホームの上でも身動きが取れないほどの大混雑だったことを思うと、この程度の人出は混雑のうちにも入らないというのが正直なところである。

そして、磯部駅で撮影したのがご覧の写真である。後部補機としてDD51がつき、プッシュプル運転になっているのは、機回しができないためだろう。

さて、このEF55の引退運転、いよいよ1月17~18の週末が最後である。体調及び天気と相談しながら、場合によってはもう一度出かけることもあるかもしれない。

なお、撮影の合間に、未乗区間だった上越線(新幹線)越後湯沢~ガーラ湯沢間に乗車してきた。この区間は、ガーラ湯沢スキー場への輸送が唯一の使命だから、12月から5月の連休までの期間しか営業していない。私にとってもっとも動きやすい夏から秋に営業していないのでこれまで乗れずにいたが、一念発起して乗ってきた。

この区間の営業キロはたった1.8km。ここを乗るためだけに新幹線でアクセスするというのは経済的には痛いが、これから残りの14%は多分こんな路線ばかりだと思うし、正直、これなんてかわいいもんだと思う。全線通して走る列車が1日3往復しかない岩泉線なんてホント、どうしよう。

鉄道ファンの方は先刻ご承知とは思うが、越後湯沢~ガーラ湯沢間は「新幹線列車しか走らない在来線」という珍しい路線でもある。これと同じ形態のところに博多南線があるが、博多南線は、九州新幹線開業時にその一部となる予定だ。その際は、在来線から新幹線に変更されると思われるので、やがてこの形態を取る路線としては越後湯沢~ガーラ湯沢が日本唯一の存在になると思う。

ちなみに、博多南線と越後湯沢~ガーラ湯沢が新幹線ではなく在来線として認可された理由は、運転速度が在来線並みであるということにつきる。現在、新幹線を定義づけた法律は「全国新幹線鉄道整備法」が唯一と思われるが、同法第2条で新幹線が「その主たる区間を列車が二百キロメートル毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道」と定義されているためだ。博多南線と越後湯沢~ガーラ湯沢は、この定義に該当しないため、在来線として認可されることとなったのである。

また、在来線であるにもかかわらず、全列車が特急列車で普通列車が運行されていないため、博多南線と越後湯沢~ガーラ湯沢は青春18きっぷが使えない。これも、JR線では珍しい部類である。

【完乗達成】上越線(新幹線)越後湯沢~ガーラ湯沢

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