安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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気仙沼線~石巻線乗りつぶしの旅(2)

2009-08-27 23:37:55 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
旅行2日目。この日は列車本数の少ない石巻線ダイヤに合わせ遅めの出発である。朝風呂として3たび露天風呂に浸かった後、朝食。驚くことにマグロの刺身が小皿に入って取り放題となっていた。もちろん、「づけ丼」に使われる落し身ではあるが、私の知る限り、マグロの刺身がバイキングで取り放題というのは初めてである。さすがは名にし負う漁港だ。

9時半頃、ホテルをチェックアウトして漁港の散策をする。気仙沼リアスシャークミュージアムを観た後、魚市場へ行ってみる。東京・築地などでは考えられないことだが、ここ気仙沼港ではセリや魚の体重測定などの作業を2階の見学用通路から自由に観られるようになっていたので、遠慮なく2階に上がる。ちょうど水揚げされたマグロが体重測定されているところで、飲食店主などが買い付けに来ていた。(水揚げされたマグロの写真

魚市場見学通路から戻ったところ、時計は午前11時。少し早いが、列車のダイヤもありここで昼食を摂る。気仙沼といえばやはりフカヒレということで、かねてから計画していたとおり、フカヒレラーメンを注文。初めて食べるフカヒレは、独特のコリコリした食感だった。

食後は南気仙沼駅まで徒歩で行く。11時35分、気仙沼線2938Dで、海の幸三昧を尽くした気仙沼を後にする。13時16分、前谷地に到着。13時31分発石巻線1639Dで14時45分、女川に着く。

女川では約1時間の休憩の後、15時40分発1640Dで折り返す。16時41分、列車の終点の前谷地に戻る。17時06分発の快速「南三陸4号」を待っていると、DE10型牽引のコンテナ貨物列車が通過していった。ここ石巻線は、ローカル線としては珍しい1日10往復(曜日によっては4往復)の貨物列車が走る。DE10型が入換以外でコンテナ貨物列車を牽引するのも大変珍しく、ここ以外では敦賀港線(JR貨物の第1種区間)など数ヶ所があるのみだ。

DE10貨物と入れ違うように「南三陸4号」が到着。普通列車はキハ48系なのに、「南三陸」はキハ110系が使用されている。車内もボックスシートでなくロマンスシートだが、一部が指定席扱いとなる関係上このほうが望ましい。

小牛田から「南三陸4号」は夕暮れ時の東北本線に入る。「架線下DC」となったキハ110系は、ご自慢の加速力でどんどん飛ばす。18時05分、「南三陸4号」は仙台に滑り込んだ。

昼食が早めだったせいか、仙台に着いたところで空腹感を覚える。仙台駅ビル内の牛タン店で名物の牛タンを食す。本当に今回の旅はグルメ尽くしだ。

いよいよ旅も終わりに近づいた。最後の列車となるのは仙台19時05分発、黒磯行き2156M。新白河~黒磯では最終列車となる。22時08分、無事新白河に到着した。

ちなみに、青春18きっぷを使用しなければ、新白河~気仙沼の片道だけで5,250円だから、半分以下の安値で行けたことになる。やはり青春18きっぷはありがたい。

【完乗達成】石巻線
これで、JR東日本の未乗車は以下の3路線・区間となった。

大湊線 全線
津軽線 全線
中央本線 岡谷~塩尻(みどり湖経由)

また、JR東日本エリア内にある第三セクター線の未乗車区間は、秋田内陸縦貫鉄道のみ。

ちなみに、東北地区の3線については、2010年12月の東北新幹線新青森開業時に乗りに行く計画である。これにより、中央本線だけが残ることになるが、みどり湖経由は特急「あずさ」が走る区間であり、乗車はそれほど難しくない。

2001年、長野県を中央本線で訪れた際、時間の都合で辰野経由、みどり湖経由のどちらか一方しか乗ることができず、選択の必要に迫られた。このとき、普通列車しかないため乗りにくい岡谷~塩尻感(辰野経由)を意識的に優先、「あずさ」の通るみどり湖経由はまたいずれ乗車するチャンスが来ると思って先送りしたのだが、結果的にこの判断は正しかったと思っている。

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